■気負いのなさが素晴らしい
改めてラングラーに乗って思ったことがいくつかある。まず、こういうクルマに喜んで乗ってくれる女の子がいいなということ。
世の中の女性にはふた通りあり、ラングラーで迎えに行ったら目を輝かせてくれる子と暗い顔になる子だ。
暗い顔になる子はたぶん、ベンツGクラスで行くと喜ぶはず。そんな女はまっぴらごめんだ! 向こうにそんな気はまったくなくても、願い下げである。
それからラングラーには「気負いがない」ということだ。見た目もゴツイし、オフロード性能もピカイチのクルマなのだが、そういう凄さをひけらかしていないところがいいのだ。
あまりに対照的なのでベンツGクラスと比べてしまいがちになるのだが、Gクラスだと子どもが泥だらけの靴で乗ってくると「泥を落とせ!」と親に叱られそうなのに対して、ラングラーだとその泥さえ似合う感じがする。
おそらく本国アメリカでは、ラングラーはカローラみたいなクルマなのだ。
そこらへんのおばさんでも運転している普通のクルマ。そういうカジュアルさが魅力なのである。
私のラングラー歴はもう20年ほどになるが、今回新型に乗って新しい発見をした。
ラングラー最大の魅力は「気軽なところ」なのだ。新しくても古くてもその魅力は不変で、だからずっと愛される。
皆さんもぜひ一度、この世界を体験してほしい。
●テリー伊藤 今回のつぶやき
見た目も性能も凄いクルマなのに、その凄さを感じさせないところが魅力。ぜひ気軽な気持ちでチャレンジしてほしい。
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