【番外コラム】新型アコードの売れ行きは?
1990年頃のアコードは、登録台数が1カ月平均で1万台前後に達していた。それが2024年1~6月の1カ月平均は約300台だ。
現行型は全長が約5mのセダンで日本では売りにくいが、販売不振の理由はそこではない。タイ製の輸入車になることからもわかるとおり、海外指向を強めたことだ。日本のユーザーに合わず売れ行きを下げた。
しかしe:HEVは駆動力が高く加速は滑らかで、乗り心地は少し硬いが安定性はいい。後席も広くて快適だから機能は満足できるが、それだけでは売れないのがLサイズセダンの難しさだ。
【画像ギャラリー】いまやホンダの最上級セダン!! 進化した2リッターe:HEVを搭載するホンダ アコード(24枚)画像ギャラリー【結論】クルマの出来は高評価 価格と訴求力は課題あり
編集部員から高評価を受けたアコード。惜しむらくは、その強気すぎる価格設定と、このクルマが欲しいと思わせる強烈なインパクトが足りないことだろう。
強気な価格設定については、シビック、ZR-Vなどでも指摘されている近年のホンダ車の傾向なのだが、ユーザー目線で言えば、もう少し手の届きやすい価格だと嬉しい、というのが正直なところだ。
海外生産にはなったが、国内では貴重なセダンモデルなので、撤退という事態にならないように、ホンダにはしっかりと守っていってもらいたいと思う。
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