■市原はこう見た!
今回アコードと初対面。今やホンダのフラッグシップサルーンで、サイズの制約がないとここまで伸びやかで優雅になるのだと感心。
インテリア全体のムード作りはうまいが、金網を張り巡らしたようなダッシュボードはアコードには不釣り合いでやや興ざめ。
走りはe:HEVの車重を感じさせないシャープな発進加速、スムーズな加速、高い静粛性などこれ以上何を望む、というレベル。
ドライブモードをスポーツにすれば別グルマのようにシャキッとしてステアリングのドッシリ感は安心感絶大だし、コンフォートを選べば快適そのもの。乗り心地もフラットでいい。
ただ約545万円の価格を考えると、シビックe:HEVでいいんじゃね? となったのも事実だ。
●市原の評価
・パワー感:4点
・ハンドリング:4点
・乗り心地:5点
・お買い得感:3点
■望月はこう見た!
今回の企画に当たり、歴代モデルについて改めて調べてみました。そこで思ったのは、アコードは1976年の初代から一貫して「知的で」「どこか無国籍風な」「いい道具としてのクルマ」なんだということ。
それがアコードというブランドの価値だと思います。
実際に触れてみて、新型アコードにもその価値はバッチリあると感じました。シンプルで端正なエクステリアや、柔らかすぎず適度にインフォメーションを伝えてくる乗り心地。
決して華やかではないけど、いい仕事を淡々とこなしているようでとても好感を持ちました。
価格は確かにややネックですが、迎え入れれば絶対よき暮らしのパートナーとして満足できるはずです。
●望月の評価
・パワー感:4点
・ハンドリング:4点
・乗り心地:4点
・お買い得感:3.5点
■福田はこう見た!
アカザー先輩の横や後ろでたっぷりショーファードリヴン体験してました! 運転抜きの感想としましては、「せっかくだからもう一声ほしい!」そんなクルマでした。
切り替えがスムーズでパワーも充分だけど、出足の鋭さがもうちょっと続いてほしいe:HEV。
可変ダンパーのお陰か先代5シリーズを思い出す素晴らしい乗り心地なのに、助手席視点でもハンドル捌きがぎこちなくちょっと気になる運転支援。
座面は柔らかくて快適なのに、バッテリーのせいか、もうちょっと頭上空間が欲しい後部座席などなど……。
基本となる部分の出来はいいだけに、ちょっとずつ気になる部分を感じてしまった次第です。
●福田の評価
・パワー感:2点
・ハンドリング:3点
・乗り心地:4点
・お買い得感:2点
【番外コラム】パワーユニットは進化した2L e:HEVを搭載
アコードが搭載する2L直列4気筒エンジンは、排気量こそ現行型オデッセイ(LFB11-H4)と同じ1993ccだが、LFD-H6という型式で異なる。
先代アコードが採用していたポート噴射から、シビックやZR-Vと同じ直噴アトキンソンサイクルエンジンに変わり、2モーター内蔵の電気式CVTも同軸モーターから平行軸モーターへと変更されている。
【画像ギャラリー】いまやホンダの最上級セダン!! 進化した2リッターe:HEVを搭載するホンダ アコード(24枚)画像ギャラリー
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