【アイデアはよかったが消えていった】日本車 珍技術 珍装備の道程

●アクティブエアロ&アクティブエキゾースト

三菱/機能装備
採用車/GTO

 GTOには、後輪も操舵できる4WSなど、さまざまな可変機能が採用されていた。ユニークなメカニズムでは、まずツインターボに装着されたアクティブエアロシステムが挙げられる。

 時速80km以上では、フロントベンチュリスカートが50mm下側へせり出し、リアスポイラーは角度が14度増えて揚力を抑えた。

 排気音を切り替えるアクティブエキゾーストシステムも備わり、スイッチ操作でスポーティな音色を奏でるノーマルと、サイレントモードを選択できた。

バンパー下に見えるのが「アクティブエアロシステム」だ

●オープンベンチモード

ホンダ/機能装備
採用車/初代オデッセイ

 初代オデッセイは、3列目のシートが床下格納だった。背もたれを前側に倒し、後ろ側に反転させると床下にスッポリと収まる。

 この機能を活用したのがオープンベンチモードだ。停車時にリアゲートを開き、3列目シートを後ろ側へ反転させると、背もたれに腰掛けて外を向いて座ることができたのだ。リアゲートを開き、釣りをする時などは便利に使えた。

 と言いたいが、実際には開いたリアゲートが上側にあるので、釣り竿を操るのは難しかった。でも楽しかったのでヨシとしたい。

実際に座ると、かなりお尻が沈みこみ、足は持ち上がる感じで、身動きがとりづらかった印象がある

 失敗は成功の母だという。ここで紹介した技術や装備がなければ、後の進歩はなかったかもしれない。

 なので、これらの技術および装備に最大限の敬意を、苦笑いを浮かべた顔で払っていただきたい。ではでは。

【画像ギャラリー】珍技術&珍装備を搭載していた懐かしのクルマたちが登場!

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