■チャイルドシートが必要な子供とタクシーに乗る場合、安全に乗る場合どうすればいい?
子供が誕生し、タクシーで病院から家に帰るということも多々あるが、前述の通り、タクシーはチャイルドシートの使用義務はない。しかし、法規以前に安全のためチャイルドシートを使いたいというなら、いくつか方法はある。
[1] チャイルドシートを用意してくれるタクシーを予約する
東京都内の大手タクシー会社などでは「子育てタクシー」などの名称で、保育実習やチャイルドシートの装着講習を受けた乗務員を指名できるサービスを行っているところもある。
料金は、一例で1時間当たり11.5km以上の場合、メーター料金 + 送迎料320円 + 予約料420円 + 乗務員指名料1050円、チャイルドシートは1台目無料、2台目は520円となっている。
納得できる料金だが、日本の将来を担う子供のことだけに、タクシー料金以外には何らかの補助があってもいいようにも思う。
[2] 持ち運びしやすいチャイルドシートを持参する
思い浮かぶのはふたつだ。ひとつ目は「トラベルシステム」などと呼ばれるクルマ用のベビーシートを付けられるベビーカーを使う方法。ベビーカーを使う時期ならこれで対応できる。
ふたつ目は、ジュニアシートの時期であれば、重さ700g程度で折りたためばカバンに入るサイズの携帯できる、簡易型のジュニアシートを使う方法。これなら本来のジュニアシートには及ばないにせよ、万が一の際の安全性は何もしないよりは劇的に向上する。
■バスの場合、どうするべきか?
バスは特に路線バスの場合シートベルト自体がなく、子供と乗る場合の対策としてはできるだけ席に座ることと、ベビーカーを使う時期であればストッパーをかけて、固定ベルト(補助ベルト)を使うくらいしかないだろう。
幼稚園バスに関してはシートベルトが付いているバスは少ないが、付いている場合にはシートベルトの装着を習慣付けたいところだ。
このあたりを考えると、最近はジュニアシートが付いたカーシェアというのもあるので、マイカーを使わないのであれば、子供が小さいうちはそういったものを利用するという手を考えるのもいいだろう。
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