クルマ整備 ズボラの代償は?【オイル、タイヤ、ワイパー、洗車を放っておくと…】


■【ワイパー編】なぜ手入れが必要なのか?

日本は3日に1日は雨が降る国です。視界の確保は安全運転の第一歩。お手入れすると世界が明るく安全になります

 古い輪ゴムは弾力が無くなり、引っ張ると切れてしまう。これは「経年劣化」で引き起こされる現象で、ワイパーの水滴を拭き取る働きをする「ブレードラバー」にも同様の現象が発生する。

 さまざまな汚れが付着し、大気中のオゾンや紫外線に曝され続けるからで、まったく使ってなかったとしても、2~3年そのままだったら確実に劣化は進行している。

■手入れしないと何が起こる?

 さて、劣化して弾力がなくなると、まずブレードラバーの先端が曲ったまま元に戻らない状態となる。さらに劣化が進むと表面に細かなヒビ割れを生じ、そんな状態になると作動時の抵抗となるため、じきに裂け目が広がり切れて先端部が垂れ下がってくる。

 もしも、そんな状態で使い続けるとガラスを傷付けるので要注意! 劣化するとブレードラバーの密着が弱まり、いくら拭き取ってもスジ状の膜が残るようになる。

 もしも、そんな状態になったらブレードラバーの状態をチェック。

 ヒビ割れたり、先端部が曲がったまま元に戻らないようならもう寿命。「消耗品」と割り切って交換してしまいたい。

■【洗車編】なぜ手入れが必要なのか?

最近は新車購入時にコーティングするケースも増えてきましたが、そうでない場合は洗車をぜひ! 塗装保護にも役立つし、洗車機ではなく自分でやると、小キズや整備不良を発見しやすくなるし、ボディへの愛着が深くなると安全運転になります

 ボディを色鮮やかに覆っている塗装は、無防備の状態で放っておくと上層のクリア層が白濁して艶がなくなり、さらに劣化するとヒビ割れて剥がれ、塗装膜が蝕まれてガサガサになってしまう。

 ボンネットやルーフが変色し、白っぽくなった表面がボロボロ剥がれたクルマを見かけたことが1度はあるだろう。限界まで劣化するとああなってしまうのだ。

 クルマの基本的な手入れのひとつ「ワックスがけ」には、このような塗装を劣化させる物質から塗装膜を守るという大事な役割がある。つまり、単に塗装の色・艶を引き出すということを目的としているわけではないのだ。

 そして、そのワックスをかけるためには、「洗車」して塗装膜に付着している汚れをキッチリ落とす必要がある。洗車せずにワックスがけをしようものなら汚れを封じ込めるだけ。塗装膜への密着も悪くてムラになり、耐久性が格段に低下してしまうからだ。

 また、ボディが汚れているとサビの発見が遅れ、ヒビ割れや損傷、オイル漏れといった不具合も見つけにくくなる。

 つまり、重大なトラブルに直面しかねないわけで、「洗車」はメンテナンスの基本中の基本!

■手入れしないと何が起こる?

 平成に入ってからの新車塗装は耐久性がアップした。1年や2年放っておいたくらいでは目に見えるほど極端に痛むことはない。

 が、1度目の車検を受けるころには表面がザラつき、艶も確実に落ちてくる。

 とにかく、洗車すら怠って汚れ放題という状況は、車両の劣化を後押しする自殺行為以外のなにものでもない。要注意だ。

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