【メーカー側の言い分と本音】いまのクルマも新車に慣らし運転は必要か


■では慣らし運転は本当に必要ないのか

「慣らし運転が必要か否か」については、いろいろな意見がありますが、筆者は「必要」と考えます。その理由は2つ。「クルマの旨味を引き出すため」と、「あなたのドライビングスタイルとクルマとを相性付けるため」です。

 前者は、クルマ(特にエンジン)は金属の塊ですから、たとえ部品が高精度で作られるようになった現代でも「慣らし」は必要と考えられます。ただ、特に(1000kmだとか半年間だとか)数値を意識する必要はなく、トヨタや日産が提示しているとおり、「ごく一般的な安全運転」でかまいません。

 後者は、これから長く付き合っていくクルマに、あなたのドライビングスタイルを合わせ、命を預けることになるクルマの特性をしっかりと把握する必要があるためです。ウェットや雪道などの滑りやすい路面、傾斜のきつい山坂道、はたまた万が一の緊急回避運転など、クルマとドライバーが一体になることは、ドライバー自身や同乗者を守ることにつながります。性能のよくわかっていないクルマに命を預けたくはありませんよね。

 どんなクルマでも、段階を踏んで練習していけばれば「人馬一体」に近づくことはできます。そして、そうして「クルマとの一体感」を感じていくことは、あなたのドライビングスキルや安全運転意識の向上にもつながっていくのです。

■まとめ

 大事なのは(エンジンへの機械的な負荷だけでなく)ユーザー側の「まだ新しいクルマだ」という意識なのだと思います。

 あなたが選んで購入した大切な新車なのですから、クルマに「慣らし運転」という愛情を注いであげてください。きっと良きパートナーとなって、あなたのライフスタイルを華やかに、そして安全を見守ってくれることでしょう。

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