ベストカー本誌の過去記事から名企画・歴史的記事をご紹介する「ベストカーアーカイブ」。今回は2014年1月20日にフルモデルチェンジを果たした、トヨタの3代目(先代)ノア/ヴォクシー試乗の様子をプレイバック!(本稿は「ベストカー」2014年4月26日号に掲載した記事の再録版となります)
写真:平野 学
■ハイブリッドの燃費を計測!
3代目ノア/ヴォクシーの最大の関心事はなんといってもハイブリッドモデルの燃費だろう。
試乗会は1枠60分の短い時間ながら、ノアのハイブリッドで一般道、ヴォクシーのハイブリッドで高速道路を走り計測した。エアコンはオフ、エコドライブモードという条件だ。
まずはノアハイブリッドGを選びメガウェブのあるお台場から国道357号を走り、若洲方面から東京ゲートブリッジを通って再びお台場に戻るルートだ。大型トラックが多くストップ&ゴーが繰り返される。
1.8Lハイブリッドはトヨタのなかでも、最もポピュラーなユニット。1350kgのプリウスや1470kgのプリウスαに比べるとノアハイブリッドGの車重は1620kgとかなり重く発進加速では若干かったるさを感じてしまう。

乗り心地のほうはマイルドでファミリーユースとしてちょうどいい感じ。などと思いながら、メガウェブに戻ってきた。
結果は19.5km/LとJC08モード燃費23.8km/Lの81.9%をマーク。これは予想を大きく上回る数字。さすがTHSIIと舌を巻く。
ヴォクシーハイブリッドVに乗り替え、クルーズコントロールを使わずに首都高の湾岸線を羽田空港まで往復することにする。首都高なので最高速度は80km/hだ。
この日は東京港トンネルが若干渋滞していたものの、残りはスイスイ。高速道路の乗り心地はフラットで快適なもの。結果は20.5km/L、JC08モード燃費23.8km/Lの86.1%とさらに伸びた。
続いて2Lガソリン、ノアのスポーツグレードSiに乗り換える。
車重1600kgでJC08モードは16.0km/Lだ。ハイブリッドに比べるとバルブマチックを採用した2Lエンジンは気持ちよく回り加速もいい。
16インチにとどめた足回りはスポーティさと乗り心地をバランスさせている。結果は12.4km/LとJC08モードの77.5%。
ウーン、ハイブリッドも2Lガソリンも予想以上に燃費がいいゾ。次は7人なり8人が乗ってテストをしたい。
■乗ってどうなの?
プリウスαと基本的に同じ1.8L+モーターのTHSIIユニット(システム出力136ps)ながら、ノア/ヴォクシーハイブリッドはプリウスαよりも重いため、アクセルをひと踏みした時のパワー/トルク特性を変更。
実際に運転してみると、ストップ&ゴーが頻発する街乗りではガソリンよりもアクセルレスポンスがよく、キビキビ感も増している














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