ホンダ魂の最高峰 シビックタイプR試乗 もう買えないってマジか!??

フローティング式ブレーキディスクを初採用

 もうひとつ、フロントのブレンボーブレーキのディスクがドリルドではなくなりました。

 見た目、エー! とがっかりするなかれ。これはスーパーカーやSGTなどレースマシンでは当たり前のディスクローターがフローティング式になったのだ。

 ホンダでは2ピースブレーキディスクローターと呼んでいる。

 これまでのハブと一体式のディスクローターではストレスがかかったときにローターが倒れ込むのでブレーキパッドとの隙間ができ、ブレーキを踏んでも実際に効き始めるまでの無効ストロークが大きくなってしまう。

大幅に軽量化されたBBSの20インチ鍛造ホイールとドリルドからフローティング式に変更されたブレーキローターも走行性の進化に大きく貢献
大幅に軽量化されたBBSの20インチ鍛造ホイールとドリルドからフローティング式に変更されたブレーキローターも走行性の進化に大きく貢献

 しかし2ピース式はボビンというボルトで10カ所止めされていて、ハブと独立しているので常にブレーキパッドとの接触面がほぼ一定。

 これによりブレーキ効率がよくなり2.54㎏の軽量化も。だからもうドリルドディスクは必要なくなったのだ。

 確かに、1→2コーナー進入のコーナリングしながらのコントロールブレーキ。シケインへのフルブレーキング。とても安定して使いやすかった。

 ま、気になるとすればシート。筆者にはちょっと大きく身体が動いた。

 フルアルカンターラのステアリングと90gのカウンタウエイトで握りもよくなったシフトノブ。どう? リミテッドエディション欲しくなったかな?

 でも、残念ながらもう買えないよ!

マイチェンしたタイプRはシフトノブの形状にもこだわりを見せる。R-00000の部分にシリアルナンバー1~200が刻まれる
マイチェンしたタイプRはシフトノブの形状にもこだわりを見せる。R-00000の部分にシリアルナンバー1~200が刻まれる
小柄な松田秀士氏には少々大きかったシートだが、大柄な人には重宝する。フルアルカンターラのステアリングの感触もナイス!!
小柄な松田秀士氏には少々大きかったシートだが、大柄な人には重宝する。フルアルカンターラのステアリングの感触もナイス!!
残念ながら200台はすでに完売……
残念ながら200台はすでに完売……

【画像ギャラリー】目に鮮やかな黄色のタイプR 日本でわずか200台のリミテッドエディションを手に入れられた人は幸せ者!!

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