新車では価格が高い輸入車も、中古車なら手が届くモデルが多くなる。ここでは、3カ月前から価格が大きく下がっているお買い得でオススメの20車をご紹介! コロナ禍における価格変動についての考察も掲載。
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※本稿は2020年10月のものです。掲載している価格は本誌発売時のものであり、現在の価格は変動している可能性があります
文/萩原文博、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2020年11月26日号
■値下がり中でお買い得 輸入中古車 20
2020年の中古車市場は、新型コロナウイルス感染症拡大によって大きな影響を受けている。
緊急事態宣言が発令されたことで、ユーザーが販売店に行くことができず、5月の中古車登録台数は昨年比マイナスとなった。
しかし、海外への輸出の再開や外出時に公共交通機関の利用を控えて、クルマで出かけるようになったことにより中古車の需要が高まった。
この結果、6月以降中古車の流通台数が減少する一方、現在でも値上がり傾向を示す車種が多い状況となっている。
今回現行、旧型合わせて約300モデルを調べたが、3カ月前から値落ちしていたのはなんとその1割程度。今回紹介する値落ちしている車種は、貴重な存在なのだ。
それでは、値落ちしている車種を紹介していく。まず19位タイは値落ち率3.9%で先代VWポロと先代ポルシェパナメーラ。
なんと現行型、旧型のポルシェで唯一値落ちしていたのは、この旧型パナメーラのみ。現行型がマイナーチェンジを行ったことが影響している。
一方の旧型VWポロ、すでに平均価格が100万円以下で流通台数も豊富なので、ビギナーにもお薦め。
第17位と16位にはメルセデスベンツのSUVがランクイン。17位のGLEクーペは新型が登場したことによる値落ち。
一方、GLCは中古車の平均走行距離が延びていること、そして中古車の年式が進んだことによる値落ちとなった。
続く第15位のアウディSQ2は登場したばかりのモデルで、最も値落ち幅が大きくなる1年目ということでランクインした。
駆け足で、20位から15位まで紹介したが、第14位の先代Eクラスワゴンからはより詳しく紹介しよう。
流通台数は減少傾向の中、中古車の平均走行距離が延びており、走行距離の少ない高年式車が減少したことが値落ちの要因だ。
価格帯は約72万~約398万円となっており、初期型は100万円以下でも手に入る。グレードはE250アバンギャルドが中心だ。
第13位は先代のアウディQ5。この旧型Q5も平均走行距離の延長に比例して、値落ち傾向となった。
価格帯は約66万~約349万円で、最多グレードは2.0TFSIクワトロSラインパッケージだ。
続いて第12位は現行型のBMW2シリーズアクティブツアラー。
流通台数は減少しているものの、走行距離が延びたことで値落ちとなった。すでに100万円以下の中古車も出回り始めていて価格帯は約52万~約383万円。
最多グレードは218iラグジュアリー。
そして第11位はフルモデルチェンジしたばかりのメルセデスベンツGLAの旧型だ。
値落ちが進んだことで、これまでの割高感が薄まっている。価格帯は約138万~約464万円と100万円台の中古車もかなり増えている。最多グレードはGLA220 4マチックとなる。
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