疲れていてもスポーツカーに乗ると元気になるというのは本当なの?

ボディタイプで結果はハッキリわかれた!

アルトの走行結果。10時8分と11時6分が高速道路の走行時のデータ
アルトの走行結果。10時8分と11時6分が高速道路の走行時のデータ

 疲労ストレス計の結果を見ると、軽自動車アルトが大きく左下に動いている。もともと疲れている状態からの計測なので、わかりにくいが、偏差値が33から9まで下がっており、疲れていることは可視化できた。やはり軽自動車はたとえ、1時間でも高速道路を走行すると疲れやすいというのが出ている。

BRZの走行データ。疲れた状態からテンションが上がっている
BRZの走行データ。疲れた状態からテンションが上がっている

 BRZは運転前後でアルトとは逆の右方向に動いている。これは交感神経が活発になっているということで、やはり運転が楽しいスポーツカーに乗るとワクワクすると言うことを表していると思われる。

運転して疲労は感じているが、軽自動車より幅は小さい
運転して疲労は感じているが、軽自動車より幅は小さい

 ミニバンのセレナも運転前から運転後は左に移動しているが、軽自動車に比べるとその幅は小さめ。今回の結果からは、セレナより軽自動車のほうがより眠い・だるい方向へ移動したと見てとれる。

CX-5は走行前後でほとんど動きがない
CX-5は走行前後でほとんど動きがない

 SUVのCX-5は交換神経優位の情やいからほとんど動きがない。これはシートによるリラックス効果などにより、ドライバーが運転することが楽しいと感じているワクワク感が勝っているからだと思われる。

アウディA4も動きの幅はかなり小さめ
アウディA4も動きの幅はかなり小さめ

 最後のアウディA4。これもCX-5同様に高速道路を運転する前後でほとんど動きがない。筆者が思うに運転が楽しいということよりも、低重心による高い走行安定性といったクルマの出来映えが良いのでラクチンという感覚が影響したのだろう。

 結論からすると、やはり軽自動車は疲れやすく、スポーツカーはテンションが上がりやすい。そして運転が楽しいクルマや楽なクルマはほとんど疲れないということになっている。ボディタイプによる疲労の差はあるのだとこの検証からわかった。

【画像ギャラリー】疲労度チェックに使用した5台のクルマを画像で紹介(18枚)画像ギャラリー

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