最新“ジャンボ”軽トラ 徹底比較!! 広さは? 積載性は? 農道が生んだ日本の超技術


小回りが利くのは“スーパー”か“ジャンボ”か

■回転内側直径の実測値/スーパーキャリイ:3.48m(3.6m)、ハイゼットトラックジャンボ:3.72m(3.6m)、【※参考】ハイゼットトラック:3.74m(3.6m)

軽トラックは農道などで使われ、狭い道が直角に曲がる場所もある。そこで乗用車とは逆に、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)を短く抑えて小回り性能を向上させる。

前輪を前席の下に配置して、ホイールベースはスーパーキャリイが1905mm、ハイゼットジャンボも1900mmと短い。

最小回転半径のカタログ数値は3.6mで両車とも等しいが、取材で実際に計測すると、スーパーキャリイが3m48cm、ハイゼットジャンボは3m72cmという差が生じた。実際に運転している時も、スーパーキャリイが小さく回り込む印象を受けた。

前方と側方の視界は同等だ。ただしリアウィンドウから後方(荷台側)を見た時の視野は、ハイゼットジャンボが広い。ドライバーとリアウィンドウの間隔が近いから広範囲を見渡せる。それでもスーパーキャリイの小回り性能が扱いやすい。

「加速性能」に違いはあるか!?

■0-50km/h加速タイム/スーパーキャリイ(5MT):5.8秒、ハイゼットジャンボ(4AT):6.4秒【※参考】ハイゼットトラック(4AT):6.4秒

現時点で売られる軽トラックのエンジンは、ターボを装着しないノーマルタイプのみだ。テストした2車で加速性能を比べると、アクセル操作に対して機敏に反応するのはスーパーキャリイだった。ハイゼットジャンボは動きが少し鈍い。

停車状態から50km/hに達するまでの発進加速タイムは、スーパーキャリイが5.8秒、ハイゼットジャンボは6.4秒と長い。ただしこの数値は差し引いて考える必要がある。ハイゼットジャンボは4速AT、スーパーキャリイは5速MTだったからだ。

とはいえAT同士で比べても、おそらくスーパーキャリイが力強いだろう。実用回転域の動力性能を左右する最大トルクも、ハイゼットジャンボは6.1kgm/4000回転、スーパーキャリイでは6.4kgm/3500回転に達する。スーパーキャリイの出力特性は、軽トラックに適する。

逆にエンジンノイズは、スーパーキャリイが耳障りだ。登坂路などでアクセルペダルを深く踏み込むと、音質が粗く感じられる。ハイゼットジャンボも音量は大きくなるが、違和感は生じにくい。

軽トラックはエンジンをシートの下に搭載して、ノイズが車内に侵入しやすいから、音質のチューニングも大切になる。

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