ボディサイズ的にヤリスクロスがライバル
エスクードは元々、欧州で鍛えたサスペンションによるフラットな乗り味が特徴だったが。よりスムーズな加速を可能としたハイブリッドシステムの搭載により、国産コンパクトSUVの中でもトップレベルの乗り心地とハンドリングの良さを実現している。
ただし、ラゲッジスペースはガソリン車の375L(5人乗車時)からハイブリッド車は289Lへと減少。床面が高くなり、ガソリン車の871mmから754mmへと高さが低くなっている。それでも、フラットな床面でデッドスペースがなく使いやすい。
また、スズキ独自のトランスミッション、AGSの制御もクセがずいぶんとなくなり、ギクシャクするシーンもほとんどなかった。
これまでの1.4Lターボエンジンから1.5Lハイブリッドへとパワートレインが変更され、ボディサイズではトヨタヤリススクロスと近くなっておりライバルと呼べる存在だ。
価格で比較すると、エスクードハイブリッドは297万円。一方のヤリスハイブリッド4WDの車両本体価格はXの251万5000円〜Zの281万5000円となっており、エスクードハイブリッドは最上級グレードのZよりも高い設定だ。
エスクードハイブリッドはヤリスクロスHV Zでオプションとなっているブラインドスポットモニターが標準装備している。また、ヒルディセントコントロールを装備し、オールグリップという4WDにより悪路走破性は長けている。
その一方で、ヤリスHV Zにはパワーシートが標準装備されているなど、装備面では互角といえる内容だ。国産コンパクトSUVの購入を考えている人は、隠れた実力車と呼べるエスクードハイブリッドのハンドルを一度は握ることをオススメしたい。
【画像ギャラリー】ハイブリッド車となって復活したエスクードの詳細を画像で紹介(16枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方