■3000万円でもこの世界観なら買って損はないで!!
最後の仕上げとして魂を込めて「コルサ」をポチっと押してみた。メーターパネルはレッドに! 更にパワーアップ! エンジンサウンドも更に甲高くなり、「パンパン」も必要以上に増します(笑)。
もうこうなると「パンパン」大演奏大会やで!! もちろん「パンパン増量」だけじゃなくてサスの減衰も上がり、ハードになってしっかり感は増したけど、ちょっと硬いかな~。
サーキットみたいなフラットな路面だと最高やね、きっと。
なんかもっと自分好みにしたいなぁなんて思っていたら、エンジン、ステアリング、サスペンションを個別に設定できるモードも搭載しているやん! その名も「EGO(エゴ)」。やるな、ウルス。
早速思い通りのエゴなセッティングにすべく、色々いじってみた結果、「エンジン:スポーティブ」/「ステアリング:ミディアム」/「サスペンション:スポーティブ」に落ち着きました。
はい、道上ターンパイク仕様の完成です。オーナーの方、見てたら試してみてほしいな。まあこういうSUVでワインディングを走ることはあまりないとは思うけどね。
ただウルスに注文がないわけちゃうで。簡単にスピードが出ちゃうから、しっかり体を支えるシートのホールド感がもっと欲しいな。上半身はしっかりホールドされてんねんけど。
太もも周りサイド方向のホールドがないから、ちょっと不安定で足が横にブラブラすんねん。
ランボルギーニなんだからそこにもサポートが欲しいよなぁなんて思いながらも、すっかりウルスを楽しんでいる自分がいるのに気づいてもうた(笑)。
そうそう、去年か一昨年、ニュルへあるテストへ行ったんです。そしたらカモフラージュされてテストしていたウルスを見ました。
ニュル言うたら世界一過酷なコースやのに、このウルスはでっかいボディで200km/h近くのスピードでスラロームして走ってんねん!!
ノルデュッシュライフェを、他の車に威圧をかけるように「どけどけ~」って突進する姿を見かけたけど、まさにあの姿は怪物やったね。
あの実力を発揮する場所は日本にはないかもしれへんけど、それだけの可能性を内に秘めているのは素敵やね。世界的に売れてるって聞いたけど、買って損はしないなと思いました。
ただ、3000万円っていう価格の問題もあるけど、デカイからちゃんと駐車スペースは確保せなあかんな(笑)。車幅2181mm、コインパーキングは基本的に無理やで。
【ランボルギーニウルス スペック】
ボディサイズ:5112mm(全長)×2181mm(全幅)×1638mm(全高)
エンジン:V8 4L ツインターボ
最高出力:650ps/6000rpm
最大トルク:86.7kgm/2250-4500rpm
試乗車オプション込み価格(基準車):3342万6667円(2779万円)
【道上龍選手プロフィール】
道上龍(みちがみ・りょう)選手は1973年奈良県生まれ。幼い頃よりレーシングカートに親しみ、JTCC、フォーミュラニッポンなどに参戦。
2000年には全日本GT選手権(現:SUPER GT)でGT500でシリーズチャンピオンを獲得。ホンダ一筋でレースキャリアを過ごしており「NSX使い」としても有名だ。
愛車はホンダNSX(初代NSX-R)、そしてシビックタイプR(FD2)など。走るのが大好きでいまでもサーキットのスポーツ走行枠に愛車で繰り出しているとか!?
2019年もSUPER GT 、GT300にチームオーナ兼ドライバーとして参戦する。
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