毎日、膨大な自動車ニュースが飛び交うベストカーWeb編集部。カーマニアの巣窟ともいえるこの職場で、日本屈指のホイールメーカーを知っているか尋ねてみた。結果は知らない人多数(涙)。おいおい、だらしないぞベストカーWeb! それにしても皆さん、「トピー実業」って名前ご存知ですか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:トピー実業、ベストカー編集部
【画像ギャラリー】こんなタイプも作ってるの!? トピー実業のホイールを見て!!(14枚)画像ギャラリー編集部で「トピー実業って知ってる?」と聞きまくった結果……
2025年10月某日、ジャパンモビリティショーで活気づくベストカーWeb編集部のスタッフを片っ端から捕まえて、「『トピー実業』って知ってる?」と聞いてみた。答えてくれた15名の回答をまとめると以下の通り。
A:まったく知らない 4名
B:「トピー」は知っているが「実業」と「工業」の違いは知らなかった 6名
C:ホイールメーカーであることは知っている 2名
D:知っていて、実はとても気になっている 3名
クルマ業界に通じた猛者の集まりと思ったが、結果はあまりすごくない展開に……トホホ。とはいえここは、わずかでも知識のある者が存在したことを喜びたい。しかも「気になる」とまでいう人間が3人いたのだ!
オリジナルのホイールブランドを持つ商社だった!
その3人の一人、初老の編集部員ツノダに経緯を聞いてみた。かれこれ30年ほど前、自分でスターレットのタイヤ交換をした際、スチールホイールの裏側に「TOPY」という刻印を見つけたことがきっかけだという。
先輩編集部員に聞いてみると、「TOPY」とはスチールホイールでシェアトップの会社とのこと。その会社こそが、100年以上の歴史を持つ鉄鋼・自動車・建機部品メーカー、トピー工業だった。
そして肝心の「実業」との出会いは、その十数年後に起きる。ツノダは、毎年恒例の東京オートサロンの取材中に偶然「トピー実業」という文字を見つけた。
「え、工業じゃなくて実業?」と思って尋ねてみると、トピー工業は自社製品を取り扱う子会社としてトピー実業という商社を有しており、しかもそのトピー実業自身が、オリジナルのアルミホイールブランドを持っていることが分かった。普段はボーッしているツノダだが、人間、齢は重ねるものである。
幅広い顧客の声を開発に反映!
実はトピー実業も、創業1947年という歴史ある企業なのだが、ツノダといっしょに同社ホームページをチェックしてみた。事業紹介の中から乗用車用ホイールに進み、商品一覧を見てみると……。
「まずブランド数が多彩なことに驚くよね。ラグジュアリーな『ドルフレン』やトヨタ・レクサス専用の『ロンギヌス』、鉄チン的なルックスがオフロ―ダ―にハマる『ランドフッド』など、凝ったデザインのタイプからシンプルで力強いタイプまで、実にバラエティに富んでる。輸入車や軽自動車にも対応してるでしょ」
「トピー実業は商社なので、町のカーショップから自動車メーカーまで、すごく幅広い顧客とお付き合いがある。そういった人たちの声を開発に反映させるから、ニーズに合ったホイールがタイミングよく市場投入できるんだろうね」
さらにツノダは「自動車部品関連事業ホイールWEBサイトはこちら」というバナーをクリック、そこにある「For TOPY Wheels 3D CAR SIMULATOR」というバナーをポチっとする。インタビュー前に予習をした感がうかがえるが、そこはあえて問わないことにしよう。
「この『3Dカーシミュレーター』ってページがよく出来てるのよ。アルファード/ヴェルファイアからランクル、ジムニーといった人気車に実際にトピー製ホイールを履かせて見栄えをチェックできる」
「ほら、視点をぐりぐり動かしたり、ホイールをクローズアップして見ることもできる。あーこのつまみを動かすと、ハンドルを切ったり車高を変えることもできるんだね。ボディカラーや背景も変えられるんだから、こりゃ気が利いてる。間違いないホイール選びができるよ」

















コメント
コメントの使い方トピ-工業って言えば、鉄チンホイル。その他にも建設用H鋼なども製造。リサイクル材を再利用したものつくりの企業。