エンジンオイルをはじめとするオイル類を交換しようとすると、なかなか選択基準がわからないのも事実。自動車用品のお店にいっても「せん断性」「潤滑性能」「燃費が向上」など、多くの宣伝文句が氾濫しています。
さらにはモータースポーツから派生した多くのオイルがあって、なんだかどれも性能が高そうに見えてしまうなんて悩みも。そんな方にベストカーWebがオススメするのが「SUNOCO (スノコ)」のオイル。
もしかしたらまだ日本ではマニアックかもしれないけれど、品質は間違いなしのがSUNOCOオイル。
その品質のよさを身をもって体感し、開発も担当しているスーパーGT GT300 25号車「VivaC 86 MC」を率いる、土屋エンジニアリングの土屋武士監督に話を聞きました。GT300マシンのオイルから見えた、SUNOCOオイルの品質の高さとは? 最後にすごく嬉しいプレゼントまであります!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部
エンジンオイルは血液と同じ!!
今回取材班がお邪魔したのは土屋武士さんが率いる「つちやエンジニアリング」のガレージ。
昨年のGT300チャンピオンであり、今年は松井孝允選手/山下健太選手のタッグで参戦。今年から監督になった土屋さんは実は昨年同チームでドライバーとしてシリーズチャンピオンに輝いている。
土屋さんはプライベーターと呼ばれ、メーカーの莫大な資金などを元にしないレース活動を行なっている。だからこそオイルに関しては性能以外の部分も加味してとても真剣に選ぶという。
「性能のいいオイルは当然レースには必要です。エンジンの限界付近の性能で1時間以上も走行を続け、そして壊れることなくゴールをするのがレースの前提です。
しかし、性能はいいけれどライフの短いオイルはもったいない。なんどもなんども交換が必要なオイルならば、その都度お金も時間もかかります。だからライフも性能もいいオイルを求めました。それがSUNOCOのオイルなんです」。
しかしレースで使うオイルは市販品じゃなくて、すごい成分を配合した超高価なオイルじゃないのか? なんて思っていたら土屋さんが面白いエピソードを話してくれた。
「スーパーGTのテストで、新人メカニックがオイルをトラックに積むのを忘れたんです。エンジンオイルもギアオイルも。でもうちのレーシングカーはSUNOCOの市販品の”BRILL(ブリル)”を使っています。
だから一般のショップに必要な分量を買いにいかせたんです。市販品をそのままレースで使っているので、なんの抵抗もありませんでした。安定した品質もSUNOCOの魅力なんです」。
疑いの目が一瞬でバレていたようだ……。市販品をそのまま繊細なレーシングカーに使えるとはそれはすごい。逆にそんなオイルを自分のクルマにも入れられるとなると嬉しい。また担当はもうひとつ勘違いしていたことがある。
それはSUNOCOオイルの生産国。どうしてもSUNOCOと聞くとアメリカのイメージを持ってしまうが、日本で売っているSUNOCOオイルはすべてメイド・イン・ジャパン!!
しかも冷凍機器などに使う潤滑油を製造する自社工場で生産をしているから、クルマのオイルにはオーバースペックなほどの製造設備で生産されている。
だからこそ市販品のオイルをレーシングカーに使っても問題がないし、北海道でも九州でも、夏でも冬でも、いつでも同じ品質のオイルが手に入る理由なのだ。今回は実際にGT300マシンからオイルを抜くシーンを見学したのでレポートしよう。
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