カーボン多用&フェンダーで軽枠突破!? なんでもアリの面白さ
フェンダーは樹脂製のオーバーフェンダーがおごられている、軽にオーバーフェンダーを装着すると軽自動車枠をはみ出してしまうが、あくまでスタディモデルなのでなんでもアリだ。
その他リアバンパーやテールゲートスポイラーもスポーティな形状に変更。サスペンションは言わずもがなで強化されている。
エンジンはノーマルだが、マフラーはリヤバンパーデザインに合わせたデュアルセンター出しのワンオフモデルに換装され、スポーティなサウンドを奏でていた。インテリアもほぼノーマルだが、6点式のロールバーが装備されている。
この「K-CLIMB」、現状はまだ製作途上。4月の完成時には、ボンネットと前後バンパーはカーボン地を生かし、その他はホワイトとイエローにコーディネートされて登場する予定だ。
いかにもホンダ直系らしいスポーティな仕上がりで、一種の伝統芸能とも言えるが、そこに過去のヘリテージを散りばめたところが、中高年のココロをくすぐる。
ホンダeが過激に進化!? 軽量ボディで痛快な走りも期待
続いて、Honda eをベースにした「e-DRAG」だ。
Honda eは、リアモーター・リアドライブレイアウトを持つ。その時点でクルマ好きとして反応せずにはいられない。ホンダアクセスも当然放ってはおかず、早速こんなスタディモデルを作ったところが泣かせる。
こちらも最大の変更は、ボディのカーボン化による軽量化だ。バーチャルオートサロン出展時はルーフパネルのみだったが、撮影会当日はフロントバンパー/ボンネット/フェンダー等のカーボン化が完了していた。
今後さらに作業を進め、フロントドアもカーボンパネルとなり、ウインドウもアクリル化される予定。
さらには後席や内装内張も取り払って軽量化。さらに、パワーユニットからの駆動力を最大限に活かすために、ワンオフでのサスペンションセッティングも行われており、停止状態からアクセルを床まで踏み込めば、ムチ打ちものの加速をお見舞いされそうだ。
ホイールは、NA2のNSX-R純正フロント用アルミが使われていて、これまた中高年泣かせである。ボディのフルカーボン化は、個人レベルではマネはできないが、「速さこそクルマの命!」という、ホンダ魂のひとつを見せつけられた。
ベース車をちょっとヤンチャに仕立てた“らしさ”満点の魅力
とにもかくにも、ホンダにはN-ONE RSとHonda eという、格好のチューニング素材が続けざまに登場した。これを生かさないテはない。
どちらもヨーロピアンでエレガントなコンパクトハッチバックスタイルなので、個人的な好みとしては、どちらもカフェレーサー的にさりげなくドレスアップしたら、とってもよく似合うのではないかと思っている。そちらの方向性も見てみたいものだ。
【画像ギャラリー】本稿未掲載写真多数!! N-ONE RSベースの「K-CLIMB」&ホンダeベースの「e-DRAG」をみる
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