■シビックのシークレット試乗
「マスコミ向けの試乗会もまだやってないプロトタイプのテールゲートスポイラーです!!」というのが参加者の気持ちを煽らないわけがない。
ホンダアクセスではシビックタイプR用にシェブロンを装着したテールゲートスポイラーを設定していた。シビック用はそのタイプR用のデザインを踏襲しているが、シビックに合わせた実効空力セッティングを行っていて、少し違った形状。ホンダアクセスでは現行のテールゲートスポイラーを装着しているオーナーへ交換キットも用意するというから注目だ。
ここでは今回5台集まったシビックオーナーが熱い視線を送っていたのは言うまでもない。ホンダアクセスが用意したのはe:HEVで、今回の参加者は5台すべて1.5ℓターボということで別グルマと言ってもいいが、みんな感激していた。特に「発売されたらすぐに買います!!」(Y・T)、この言葉が最大の賛辞だろう。
■プロだけでなく誰もがわかるのが凄いこと
そのほか土屋圭市氏の計らいで、同伴者として参加していた3名のお子さんを対象に土屋氏のAE86トレノ同上試乗が行われた。土屋さんのお陰で、またひとり貴重なクルマ好きの子どもが増えました!!
今回このレポートを書いている担当は、2023年のイベントに参加していないし、シビックタイプRのシェブロン装着リアウイングのモデルにも試作パーツを装着したN-BOXにも乗ったことがない。
正直なところ、シェブロンを装着することによって空力効果が見込めるのはわかるが、それを街乗りスピードでド素人が体感できるというのは信じていなかった。それがどうよ、乗った参加者すべてが例外なく効果が体感できたことを証言しているではないか!! ほんとかよ、という気持ちでイベントを見ていたのだが、イベント終了後にチョロっとだけ、改良型シビックにシェブロンを装着したモデルを転がさせてもらったのだが、「疑っててごめんなさい」だった。
いい商品とは万人がその効果を体感できることにある。その点シェブロンの実効空力は、酸いも甘いも知り尽くした土屋氏、1mmの車高にこだわるレーシングドライバーの大津選手という全身バリバリセンサーのおふたりレベルが体感できるのは当たり前ながら、一般ユーザーが例外なく体感できることが凄い。
今後いろいろな車種向けの商品化に期待がかかる。同時に今回のイベントのような一般人が体感できる貴重なイベントをもっともっと開催し、”実効空力”ファンを増やしてほしいと思う。
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