デビュー約1年後に追加されたのがクーペ。開口部の大きなリアゲートと広いラゲッジスペースを特徴とし、ユーザーの多様化や高級化志向に対応。さらに、翌年にはスポーツグレードの1200 X-1・Rも追加された(チェリー)
真横から見ると、猫背のような個性的なフォルムがよくわかる。広い面積のリアクオーターパネルは、リアフェンダー上にあるマッハラインがアクセント。ちなみに、全高はセダンより65mmも低くなっているという(チェリー)
北米のNDIが手がけたデザインは低くワイドなプロポーションで、ロールバー風のセンターピラーが特徴。写真のキャノピーは、これまでにないワゴンのような斬新なスタイルで、ハッチ部分(キャノピー)は取り外すこともできる(エクサ)
クーペはスペシャリティーカー的なオーソドックスなスタイリング。国内初のリアスポイラー一体型ハイマウントストップランプが採用され、こちらもハッチ部分は取り外し可能。Tバールーフのため、オープンも楽しめる(エクサ)
エクサのなかで最も特徴的な部分がテールランプ。ダイアゴナルスリットと呼ばれるデザインパターンを採用して新鮮さをアピール。ちなみに、同世代のサニー(B12)の3ドアにも同様のデザインを採用したテールランプが使われていた(エクサ)
ワイド&ローが強調されてRX-7初の3ナンバーサイズとなったボディは、低いボンネットとリトラクタブルヘッドライト、コンパクトなキャビン、抑揚のあるフェンダーなどにより、スポーツカーらしいスタイリングに仕立てられた(RX-7)
国産車離れしたスタイリングは今でも高く評価されるほど美しい。その一方、スモーク処理されたテールランプとガーニッシュが某キャラを連想させる。ちなみに、1996年のマイチェンでテールが丸形3連になり、印象もわずかに変わった(RX-7)
センターに大径のタコメーターを配した5連メーターや運転席側に傾けられたセンタークラスター、適度な包まれ感など、コクピットという表現がピッタリのインテリア。スポーツカーとしての雰囲気作りもさすがだ(RX-7)
ボンネットからトランクにかけて続く緩やかなアーチラインと、ルーフとドアのカットラインを調和させた「バランスド・アーチ・デザイン」で美しさを表現したというエクステリア。シーマやセド/グロにはないエレガントさがある(レパードJフェリー)
新たな高級パーソナルということで、エンジンは4.1リッターV8のVH41DEと3ℓV6のVG30DEを搭載。前者はシーマにも搭載されるユニットで、大排気量マルチシリンダーらしいパワフルさと静粛性、そして優雅さを味わわせてくれる(レパードJフェリー)
ひょうきんなマスクに独創的な形状のキャビン、ブリスター形状のフェンダーを組み合わせて唯一無二の存在感を演出。大径タイヤを四隅に配置することで、安定感も強調している。写真のキャンバストップのほか、標準ルーフもあり(WiLL Vi)
テールランプの形状とヘッドライトの形状がそっくりなことからもわかるように、リアもフロントと同じ造形テーマとし、和やかな雰囲気で統一。絶壁のルーフエンドだけでなく、ボンネットやボディサイドのグルーブドラインも特徴的だ(WiLL Vi)
真横から見ると馬車のようにリアウィンドウが絶壁状に切り落とされていることがよくわかるはず。このクリフカットはアメ車から始まり、その後はヨーロッパ車でも採用された。国産車では初代マツダ・キャロルがそうだった(WiLL Vi)
ハイブリッドカーのパイオニアらしく、フロントマスクはかなり前衛的。キーンルックを取り入れながら、先進性にあふれたデザインのヘッドライトを採用し、シャープな印象を演出。三角形のフォグランプも個性が際立っている(プリウス)
歴代プリウスで採用されてきたトライアングルシルエットは継承され、空力特性の向上に貢献。ルーフサイド後端には、サイドウィンドウがリアに吹き抜ける風の流れをイメージした特徴的なデザインを取り入れている(プリウス)
思い切った縦型のテールランプだけでも個性的なのに、ライト点灯時にはスポイラーからバンパーサイドへ流れる動きを表現し、より独創的なリアビューに。ただし、残念なことに後期では横型に変更された(プリウス)