■S500に乗る本田宗一郎氏の姿も。写真で見る“新型”S360の秘密
S360のインパネは、S500のプロトタイプとほぼ共通で、後の生産車とは異なる。中央部に独立したパネルが付けられそこに水温計とアンメーター、燃料計が付く。シートやメーター類は当時の資料をベースに製作
フロントエンブレムを新たに製作。当時赤いボディには白いエンブレムも
コレクションホールに奇蹟的に残っていたホンダ360のエンブレム
ステアリングホイールのセンターキャップは新作。ロゴのHマークが異なる
S360のシフトノブは図面から新たに作られた。シフトパターンは4速
偶然発見されたヒューズホックスライト。S360だけのオリジナル(右上)
同じようにグローブホック証明もS360だけのパーツでこれも純正品
サイドウインドスクリーンはウェザーストリップも含めS500、600を改良
特に苦労したというスペアタイヤカバー。忠実に作り直したという
パネルも正確に再現。ステアリング左側のレバーはライトの上下切り替え
テールランプ
S360の復元を記念して2種類のビンズが作られた。わずか100セットだけの限定品だ
ドライブシャフトを用いず左右の後輪をチェーン駆動していた。チェーンケースがスイングアームになる仕組み
今回の復元のためにコンピュータのKADで完全なフレーム図を作成。各パーツの配置などがひと目でわかる
10月14日、ツインリンクもてぎで行われたツインカムクラブのミーティングに集まったS500、600、800。Sにかかわりの深い小林彰太郎氏や生沢徹氏らも講演した。
搬入の様子
搬入の様子
ホンダ S360
一番前がS360、後ろがS500のハードトップ、さらにそのうしろにS500のオーブンが見える。場所は当時埼玉県和光市にあったホンダの荒川河川敷テストコースだ
こちらはS500に乗る本田宗一郎氏。かなり飛ばしたそうだ
2台のホンダ“S”主要諸元