日々の食生活に欠かせない小麦粉。製粉会社から食品加工メーカーなどへ大量の小麦粉を運ぶ場合には専用のタンクボディを架装した小麦粉バルク車が使われる
バルク車にはさまざまなバリエーションがあるが、小麦粉バルク車は空気とダンプ機構を使って荷降ろしを行なうダンプ併用式バルク車に分類される
空気とダンプ機構を併用して荷降ろしを行なうダンプ併用式バルク車の代表格というべき小麦粉バルク車。ボリューム感のあるタンクを大きくダンプアップする荷降ろしは迫力満点だ!
キャブバックに搭載されたテレスコピックシリンダーはダンプ併用式バルク車の象徴。フル積載のタンクを持ち上げる力はなく、タンクのボリューム感に比べてもやや小さい印象だ
タンク後端下部の排出口は、タンクを上限の45度まで傾けた時にちょうど真下を向く設計。内側には小麦粉を流動化させる圧縮空気が吹き出すエアコーンが備わる
タンク天井部中央の積込口は3〜4箇所が基本。清掃時の出入り口にもなるためマンホールとも呼ばれる。タンク天井部にはドライバーが歩くための足場も備わる
出荷元での積み込みは、サイロからタンクにドサッと降ろすのが基本。ただし、工場に圧送用の設備があれば、タンク後方上部の圧送積込口から圧送も可能だ
真ん丸のタンクは高い密閉性を誇り、積み荷の飛散や異物混入の防止に寄与。各部のパッキンやシーリングにも異物混入に強い特殊な素材が用いられているという
小麦粉バルク車の王道はGVW22t級シャシーをベースとするタンク容量21立方メートルタイプ(写真)。このほかGVW25t級シャシー、中型シャシーがベースものもあるが、トレーラは需要がない
昭和飛行機工業が1978年に開発した同社初の小麦粉バルク車。それまで小麦粉は通常のバルク車で運ばれていたという(写真提供 昭和飛行機工業)