大煌工業、極東開発工業、大林道路の3社が共同開発した「スケールダンプ」は、削られ、積まれたアスファルトの重さがリアルタイムで計測できるスグレモノだ
夜間に通行規制をかけて行なわれる切削工事。切削機とダンプを低速で並走させて行なう
通常のダンプは工事中に積載量が確認できないので道路にマーキングを行なう。写真左下はマーキングの一部
写真中央の赤い装置がロードセルシリンダー。駆動時はシリンダーが伸びてシリンダーの上に乗っかっている前側ロードセルに荷重がかかる仕組みだ
後ろ側ロードセルはダンプボディのヒンジ部に内蔵。ロードセルシリンダー駆動時は前側1点と後ろ側2点にボディ部の全荷重が加わる
鳥居部の外部表示計にはボディ重量を差し引いた積載量が10kg単位で表示される。同表示はキャブ内の表示計でも確認可能だ
ロードセルシリンダーを駆動するパワーユニットはシャシーの空きスペースに搭載。独立した構造となっているため既存車両への後付装着も可能だ
トライアル運行に参加したスケールダンプのプロトタイプ。大煌工業保有のGVW20t級ダンプで、装置は後付
ロードセルシリンダーを駆動した状態で作業を行なえば積載量のリアルタイム表示も可能。鳥居部の外部表示計は切削機のオペレータからもはっきり見える大きさだ
ロードカッターと呼ばれる切削機。ゾウの鼻のようなアームから切削したアスファルトがスケールダンプに下ろされる
※後日首都高速道路で行なわれたトライアル運行の結果も含む