電動化時代が来る前の「ターボ最終章」新型エクストレイルに搭載のVCターボの日本発売はあるか
VCターボエンジンは、ピストン上/下死点位置を連続的に可変するマルチリンク機構を採用し、燃費とパワーを決める圧縮比を切替えることで低燃費とハイパワーを両立した量産型世界初のエンジン
VCターボエンジンは、ピストン上/下死点位置を連続的に可変するマルチリンク機構を採用し、燃費とパワーを決める圧縮比を切替えることで低燃費とハイパワーを両立した量産型世界初のエンジン
VCターボエンジンは、マルチリンクの角度を変えることで低燃費の圧縮比14:1からハイパワーの圧縮比8:1を連続的に可変できる(写真は低燃費時)
VCターボエンジンは、マルチリンクの角度を変えることで低燃費の圧縮比14:1からハイパワーの圧縮比8:1を連続的に可変できる(写真はハイパワー時)
1.圧縮比の変更が必要な場合、ハーモニックドライブがアクチュエータアームを動かす。2.アクチュエータアームがコントロールシャフトを回転させる。3.コントロールシャフトの回転によってLリンクを動かし、マルチリンクの角度を変える。4.マルチリンクはシリンダー内のピストンストロークの上下位置を調整し、圧縮比が変更される
北米では2020年10月から新型ローグ(エクストレイルの北米名)の2.5Lガソリンモデルが発売開始。2022年モデルに可変圧縮ターボの1.5L、VCターボエンジン搭載モデルを追加する
北米で販売される新型ローグ
北米で販売される新型ローグ
北米で販売される新型ローグ
北米新型ローグのVCターボエンジン
北米新型ローグのフロントシート
北米新型ローグのインパネ周り
北米新型ローグのインパネ周り
北米新型ローグのハンドルスイッチとメーター
北米新型ローグのシフトセレクタ
上海モーターショーで発表された新型エクストレイルは、1.5LのVCターボモデル。中国市場には2025年までに新型シルフィを含む6車種のe-POWER車を用意する、としており、おそらく中国仕向けのエクストレイルにも、e-POWERモデルが登場するはずだ
中国版エクストレイルはリアスタイルも北米ローグそのまま。ボディシェイプがボクシーに仕上がっており、日本でもこのまま発売されればなかなかカッコよい
現行のエクストレイルの価格は、2.0L直4ガソリンの「20S Vセレクション(4WD)」が税込248万円、「20S HYBRID(4WD)」が税込297万円という超破格でラインアップしている