北米では狙いどおりセクレタリーカーとして受け入れられたものの、日本国内ではもうひとつの販売実績に終わってしまった日産 NXクーペ(1990年)
三菱 エクリプス。写真は1990年のモデルで、リトラクタブルライトによる低いノーズやスリムな2ドアボディなど、この当時の典型的なセクレタリーカーのスタイルだった
日産 プレジデント・ロイヤルリムジンの後部座席。テレビ&ビデオデッキはもちろん、自動車電話やFAXまで装備。前席との会話にはインターフォンを使用したというのだから驚き
写真の現行型トヨタ センチュリーは、2018年に21年ぶりのフルモデルチェンジが行われた。さすがに時代を反映してか、5.0リッターV8エンジンはハイブリッド仕様になった
ファミリカーの代表的存在だったミニバンも、現在ではショーファーカー的な役割を担っている。なかでも写真のトヨタ アルファードの人気が高いとも
ホンダが1991年に発売したビート。S660の先駆者たるミドシップの軽自動車で、短い製造期間だったにもかかわらず、多くのユーザーから愛された
1999~2007年にトヨタが販売していたMR-S。ミドシップライトウェイトスポーツカーとしての評価も高かったが、マイナーチェンジ1回の一世代限りに終わっている
MR-Sの始祖にあたるトヨタ MR2。写真は1984年発売の初代モデルで、シャープなボディラインと軽快な走り、そして入手しやすい価格設定により人気を集めた
マツダが90年代に展開していたオートザム店から販売されたミドシップ軽スポーツカーのAZ-1(1993年)。世界最小のスーパーカーとも呼ばれたこのクルマには現在でもファンが多い
現役のミドシップライトウェイトスポーツカーはこのポルシェ 718ケイマン。国内販売価格が730万円ということを考えると、手軽に購入できるとは言えないが……
現行型スズキ ジムニーシエラ。メーカーではこのモデルをSUVと称して販売しているが、本質的にはオフロード寄りのクルマであり、多目的のSUVと呼ぶのは販売戦略的理由も大きい?
ハイソカーの呼称はトヨタのモデルに与えられることが多かったが、日産の初代シーマ(1988年)もハイソカーと呼ぶにふさわしい車格のクルマだった
スタイリッシュなフォルムで人気を集め、デートカーとして重用された3代目ホンダ プレリュード。1987年という発売年もバブル景気の盛り上がりに符合した
S13型日産 シルビアもまたデートカーと呼ばれたクルマだ。ホンダ プレリュードとはライバル関係にあったが、プレリュードがFFなのに対してこちらはFRモデル
2000年に登場したトヨタ bB。この頃になると若者の嗜好も変わり、かつてのスポーツカーからゆったり乗れるトールワゴンにデートカーの需要がシフトし、やがて「デートカー」とも呼ばれなくなった