■王者にとっては苦い歴史!? トヨタを脅かしたクルマたちをギャラリーでクイックチェック!!!
5代目マツダ ファミリア(1980年登場) 1980年6月に登場した5代目ファミリアはFF方式を採用し、デザインも若々しかった。また、走りのよさに加え、電動サンルーフやラウンジシートを装備して大ヒット。カローラを月販トップの座から引きずり降ろした
初代日産 シーマ(1988年登場) セドリックとグロリアの上級モデルとして1988年に鮮烈デビュー。3ナンバーの専用ボディに日産の最新技術をふんだんに盛り込み、パンチの効いた走りも好評。爆発的な売れ行きは「シーマ現象」と呼ばれた
初代スバル レガシィTW(1989年登場) 卓越した走行性能を誇る4WDと低重心の水平対向4気筒DOHCターボを主役に据えて登場。新ジャンルを開拓し、ワゴンブームをけん引して好調な販売を記録。トヨタは刺客としてカルディナを送り出したが惨敗
初代三菱 ディアマンテ(1990年登場) 消費税の導入によって普通車は買いやすくなったのを好機と、1990年5月に登場。3ナンバー専用のワイドボディを採用した4ドアハードトップで4WDモデルも設定。予想を上回る販売を記録した
初代ホンダ オデッセイ(1994年登場) アコードをベースに、3列シートのキャビンはウォークスルー機能を備え、シートアレンジも多彩。ワゴンのように軽快な走りを見せ、3ナンバー車のベストセラーになる。トヨタは慌ててイプサムを投入した
初代日産 エルグランド(1997年登場) エスティマに続いてグランビアを送り出したトヨタを追って日産が発売したのがエルグランド。3.3Lの上質なV型6気筒とディーゼルターボを揃え、豪快な走りを披露。トヨタ勢を蹴散らし大ヒットとなった(写真は特別仕様車「ライダー」)
初代日産 エクストレイル(2000年登場) 登場早々、そのタフな走りが若者にもウケ、クロスオーバーSUVの代表だったRAV4の存在感を一気に吹き飛ばした。モデル末期まで安定して売れた傑作SUV
初代ホンダ ストリーム(2000年登場) シビックをベースにした7人乗りのドライバーズミニバン。4気筒のVTECエンジンを装備し、ハンドリングもスポーティ。日常の使い勝手も良く、ヒット作となった。危機感を抱いたトヨタは2年後にウィッシュを投入
初代ホンダ フィット(2001年登場) ホンダ独創のセンタータンクレイアウトを採用し、クラスを超えた広いキャビンと使い勝手のいいラゲッジルームを実現。登場からアッという間にコンパクトカーの代表にのし上がりベストセラーの座に君臨
2代目日産 ノート(2016年登場) ハイトワゴン的な魅力を加えたコンパクトカー。2代目は2012年に登場したが販売は今一歩。しかし2016年に発電用の3気筒エンジンにモーターを組み合わせたe-POWERを投入すると大ブレイク。日産を首位の座に導いた