ジープの新ラインナップに加わったミッドサイズSUV「コマンダー」は、扱いやすいサイズの3列7シーターで、実質的にはチェロキーの後継となるモデル。価格は597万円だ
そのスタイリングは、ジープラインナップのフラッグシップであるグランドチェロキーLをモチーフにした力強いものだ
電子制御式オンデマンド4WDを装備し、4WDロックやヒルディセントモードなどを備え、悪路や雪上など4WDが活躍するシーンで、その威力を充分に引き出せる
あらゆる路面状況で高い走行安定性を実現する「セレクテレインシステム」は、「SAND/MUD(砂・泥)」、「SNOW(雪)」、「AUTO(自動切換)」の3モードを備え、モードや路面状況に合わせて、スロット、ギア、トランスファーケース、トランクションコントロールなどの12種類の車両マネジメントシステムを連動させ、コントロールする
視認性に優れる水平基調のダッシュボード。先進機能を積極的に採用しているが、運転にかかわる機能や走行中に使うことが多いスイッチは、操作性に優れるメカスイッチがしっかりと残されている
フルカラー液晶となるデジタルメーターは、大型の10.25インチのもの。ドライバーに合わせて、表示のカスタマイズもできる
レザーシートが標準に。ダイアモンドキルティング処理などアメリカンラグジュアリーを意識したデザインとなる。フロントは電動調整機能やシートヒーターが備わる
2列目シートは3名掛けに。60:40分割可倒式機能と3列目アクセスのためにワンアクションで折り畳むことができる。リアシート用にタイプCのUSBソケットを備え、リクライニング機構もつく
3列目シートは2人がけ。シート自体はしっかりとしているが、足元スペースはタイト。エマージェンシーかジュニア向けと割り切るべき。シートは50:50の分割可倒式となる。3列すべてにリクライニング機構が備わるのも特徴
2名乗車仕様のフルフラット化したラゲッジスペースは824Lを確保する
3列目シートのみを倒した状態では、481Lのラゲッジスペースを確保
7シーターでのラゲッジスペースは、170Lとなる
タイヤは、マッド&スノーを装備。サイズは235/55R18だ。スペアタイヤはコンパクトタイプを装備する
エンジンは、横置き搭載された2L直列4気筒クリーンディーゼルターボ。最高出力170ps、最大トルク350Nmの実用タイプのもの。トランスミッションは9速ATだ