リアフェンダーのクローズアップ。「でっぱり」がおわかりいただけるだろうか?
見れば見るほど気になる「でっぱり」。おそらくクルマに興味のない人は気付かないだろう
謎のでっぱりが付いている大きな理由のひとつは「タイヤのはみ出しに関する保安基準に適合させる」ためだ(xiaosan@AdobeStock)
ワイドタイヤに換装した場合などに「タイヤのはみ出し」が保安基準に抵触するおそれがでてくる。この「はみ出し」を収めるために車体側を「でっぱらせている」というわけだ(Alexandr Blinov@AdobeStock)
自動車のタイヤは、クルマを水平に置いて真横から見たときに、タイヤのてっぺんから前方30度、後ろ50度の範囲内が車体からはみ出ていないかがチェックされる。平成29年6月から乗用車に限り10mm未満のでっぱりは許容されるようになった
ここからはさまざまなクルマの「耳」を見ていこう。まずはスズキ BRZ(2代目)
先代のスバル BRZに用意された「リヤアーチフィン」。規定をクリアするためのパーツであると同時に、エアロパーツとしても効果を発揮する
現行型スバル BRZのリアフェンダー。フィンを標準化し、ボディと同色になるなどスムーズに一体化している
トヨタ GRヤリス
スズキ スイフトスポーツ
トヨタ C-HR
ホンダ ヴェゼル
日産 キックス
マツダ CX-30
自動車技術総合機構のはみ出しに関するチラシ