2025年度から高速道路の休日割引は、大型連休に加え、3連休も適用ナシになってしまった。だが、バイクは「二輪車定率割引」を使えば割引が受けられることに! ETC限定で事前申請などの条件はあるが、お得に利用できるチャンスだ。
ライダー歓喜! 二輪定率割引ならゴールデンウィークも3連休も割引アリ!
二輪・四輪のETC搭載車を対象に、地方部の高速道路で土日祝日に適用される「休日割引」はおなじみの存在。2025年度から3連休で割引が適用ナシとなったが、バイクなら例外的に割引が受けられることとなった。
休日割引は、2022年度から大型連休への適用が除外されていたが、2024年度からゴールデンウイーク、お盆、年末年始に加えてシルバーウイークについても適用除外へ。これに加え、2025年度からは新たに3連休まで適用ナシとなったのだ。
その一方で、ETC搭載バイク限定で実施されている「二輪車定率割引」が今年度も4月から行われる。これは土日祝日限定で、1走行の距離が80km超の場合に37.5%の割引(普通車の半額)が適用されるというもの。
つまり、休日割引で除外された3連休をはじめ、ゴールデンウィークなどの大型連休でもバイクなら割引が適用される。しかも土日祝日なら最大4日間まで連続で利用できるのだ。様々な条件はあれど37.5%引きは大きく、ライダーなら使わない手はない。

ただし「二輪車定率割引」は、大型連休も3連休も割引が適用される。対象はNEXCO3社(一部対象外の道路あり)および宮城県道路公社の管理道路。NEXCOのHP(https://hayatabi.c-nexco.co.jp/drive/detail.html?id=173)から事前申し込みが必要だ。
二輪車定率割引は、2022年4月から開始。対象エリアの高速道路が定額で乗り降り放題となる「ツーリングプラン」に続いて導入された。2023年までは100km超の走行などが条件だったが、現在は80km超の走行でOKと条件が緩和。2024年には過去最高の約26万件の利用があった。
2025年度の実施期間は、2025年4月5日(土)~11月30日(日)の土日祝日(北海道内は2025年4月5日~10月26日)。利用直前までに申し込めばOKで、走行しなくてもキャンセル料は発生しない。
ライダーならではの特権だけに、ドライバーからは「不公平!」との声があるかも知れない。しかし、ライダーは長年、軽自動車と同額の割高な高速料金を支払ってきた。路面にかける負担や、占有スペースが明らかに小さいにも関わらず、である。
そもそもバイクと軽自動車が同じ料金区分なのがおかしいが、日本では高速道路で二輪料金の設定が一度もなく、現在の5車種区分になってからも36年が経過している。以前からライダーや二輪関連団体は、バイク料金の独立化を主張してきたが、これに応える形でようやくツーリングプランや二輪車定率割引が始まった経緯がある。
いずれは、事前申請なしで曜日やエリアに関わらない“フルタイムの値下げ”をお願いしたいものだ。
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
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高速道路の割引は大型連休&3連休が除外、しかしバイクなら割引が受けられる!【画像ギャラリー】
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