後ろにいると思っていたら、いつの間にか横にいた……なんてことが多いのがバイクや自転車。内輪差の小さいコンパクトカーや軽自動車であっても後方にバイクや自転車がいるときの左カーブや左折時のサイドミラーのチェックは特に細心の注意を払いたい
写真のようなホイールベースの長い大型トラックが左折してくるときは少なくとも前輪より2mほど後輪が内側に入ってくる可能性があると思っておこう
見た目が小さいから内輪差が少ないと思うのは間違い。ホイールベースとあわせて、ハンドル切れ角が大きく最小回転半径が小さいものは、実はより内輪差が大きくなる
トヨタ シエンタはモデルチェンジ時に最小回転半径を5.2mから5.0mへ。この変更のおかげでより曲がりやすくなって運転しやすくなったという声も。ただ、内輪差はちょい大きくなる
アナログではあるが、歩行者の巻き込み防止機能が付いた安全装備装着車であっても、サイドミラーのチェックは怠らず行いたい
左折時にいったん左側がガラ空きになると、バイクや自転車が突っ込んでくる危険が高まる。内輪差を気にするあまり、左側を空けすぎるのも問題なのだ
後ろにバイクなどがいる場合は、早めにウインカーを出して左折することを知らせ、道路交通法にも記されているようにできる限り左側にクルマを寄せて入り込んでこないようにする