『頭文字D』名勝負列伝19 雪道でフルタイム4WD車を追いかける! ハチロク 対 セリカGT-FOUR

『頭文字D』名勝負列伝19 雪道でフルタイム4WD車を追いかける! ハチロク 対 セリカGT-FOUR

 伝説のクルママンガ『頭文字D』の名勝負を選出した「頭文字D名勝負列伝」が、読者のアンコールに答えて復活! 通算で19回目となる今回は、バトルというほどの激しいせめぎ合いはなく、また2台のドライバーの実力にも圧倒的な差がありすぎた、本作でも珍しい雪中バトルを紹介していこう!

(新装版第8巻 Vol.183「白銀バトル」~Vol.184「白銀バトル(後編)」より)。

文/安藤修也
マンガ/しげの秀一


【登場車種】

■先行:トヨタ・セリカ GT-FOUR(T200型)
→ドライバーは御木(みき)という名の青年。拓海となつきにとっては、かつて所属していたサッカー部の先輩で、なつきの元カレでもある。現在は都会で大学に通っていて、茶髪にガングロ、アゴ髭と、ギャル男としての完全体になっている(笑)。愛車の6代目セリカGT-FOURは、バケットシートが搭載されるなど、ライトチューンが施されている。

■後追い:トヨタ・スプリンタートレノ(AE86型)
→ドライバーは藤原拓海。なつきの性事情を知ってしまい自暴自棄になった後、エンペラー・須藤にバトルを挑んで完敗した挙句、ハチロクのエンジンを大破させてしまう。エンジン換装後、徐々に慣れてきたところで、冬になってハチロクはスタッドレスタイヤを装着。さらに車高を上げてサスのセッティングも雪道用に変えている状態だ。

【バトルまでのあらすじ】

 埼玉で秋山渉とのハチロク(レビンとトレノ)対決に勝利した拓海は、須藤のランエボIIIにリベンジ。さらに親子二代の宿敵となる小柏カイも討ち果たし、群馬のカリスマである高橋涼介から県外遠征プロジェクト(後のプロジェクトD)に誘われるなど、走り屋的には充実の日々を送っていた。

 そんなある日、拓海となつきの先輩であった御木が地元の秋名へ帰ってきた。警戒心の少ないなつきは、誘われるがまま御木のクルマの助手席に乗ってしまい、結果的に拉致(!)されることに。雪がしんしんと降り積もり、ひと気のない秋名湖。なつきはなんとか車外へ逃げながら拓海に電話をかけるも、すぐに御木に捕まってしまう。

 山を降りて場所を変えようと、なつきを無理矢理乗せて走り出すセリカGT-FOUR。しかし先程の電話で「湖」とヒントを聞いたことから、秋名山を駆け上がってくる拓海のハチロク。ついに2台は山麓で交錯するのだった───。

次ページは : 【バトル考察】

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