ホンダは、ジャパンモビリティショー2025においてBEV、0(ゼロ)シリーズの3車種目となる、「ホンダ0 α(ゼロアルファ)」を世界初公開するとともに北米仕様向けの「ホンダ0(ゼロ)サルーン」、「ホンダ0(ゼロ)SUV」の2027年度中に、日本で発売することを明らかにした。公開された「ホンダ0(ゼロ)α」とはどんなクルマなのか、紹介していこう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ホンダ0(ゼロ)シリーズ3車種を2027年度中に日本で発売するという衝撃!(4枚)画像ギャラリーサルーン、SUVに続き、コンパクトSUVのBEVを世界初公開。
ホンダ 0(ゼロ)シリーズは、クルマづくりの原点に立ち返り、ゼロから独創的な発想で創り出した次世代EVシリーズで、「薄い、軽い、賢い」という独自の開発アプローチにより、EVは“厚くて重い”という従来の常識を覆し、全く新しい価値を創り出している。
0(ゼロ)シリーズのフラッグシップモデル「ホンダ0 サルーン」は、2024年のCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で発表された北米市場向けのBEV。フロア高を抑えたEV専用プラットフォームにより、低全高でスポーティなスタイルと、外観からは想像できないほどの広い室内空間を両立している。
0(ゼロ)シリーズの2車種目となる(ホンダ0(ゼロ)SUV)は2025年のCESで発表されたミドルサイズのSUVで、サルーンのコンセプトをSUVに適用することで、開放的な視界と自由度の高い広々とした室内空間を実現している。
0(ゼロ)シリーズのサルーンとSUVはフロント180kW/リア180kWの4WD、フロント50kW/リア150kWの4WD、180kW(RWD)が用意され、一充電あたりの航続距離は300マイルという。
ホンダ0 α(ゼロアルファ)シリーズは主にインド向けでサイズはヴェゼル並み
今回、初公開された「0 α(ゼロアルファ)」は主にインド市場およびアセアン向けのBEVで、サイズはヴェゼル級。フロントマスクはオーソドックスながらリアをバサッと切った斬新なプロポーションが特徴。
ホンダ0(ゼロ)シリーズと同様、「Thin」の思想に基づいたパッケージ設計により、全高の低さとロードクリアランスを両立し、薄型のキャビンでありながら広々とした快適な室内空間を実現している。
ホンダ0 α(ゼロアルファ)のLPL、廣瀬敏和さんにどんなクルマなのか、聞いてみた。
「この0 α(ゼロアルファ)は主に中国を除く、インド、日本、東南アジア向けに開発しました。生産はインド工場となります。ボディサイズは全長4.4mちょっとでヴェゼルクラスとなります。エクステリアデザインはこのコンセプトモデルから大きく変わることはありませんが、バッテリーやe-アクスル、磁石の材料など市場ごとに合わせるため、まだ決まっていません」。
一充電あたりの航続距離についても、現在は500km、700kmを実現する日本車のBEVも登場しているが、考え方が違うという。航続距離を目指してはいないという。とはいえ、気になるのでしつこく聞いてみると、1充電で福岡から鹿児島まで往復できる距離(調べて見ると約380km)とのことだった。
驚いたのは、サルーン、SUV、α(アルファ)ともにまだまだコンセプトモデルの段階で、αに至っては内装も完成していない段階ながら、2026年にサルーンとSUVを北米で販売、α(アルファ)を2027年に発売した後、日本およびアセアン諸国で2027年度中に発売すること。
ホンダのBEV大攻勢を仕掛けてくる! 今後の展開に注目だ。








コメント
コメントの使い方MAZDAのコンセプト達と違い、線があちらこちらにとっちらかっている
こういうシンプルなものこそ、一つ一つの線の延長や曲がり先、面の揃えや統一感など
超絶に丁寧に気を配らないといけないのに
他ブースと比べると発表済ばかりで、ショーへの力の入れ方が緩いホンダ。それがSNSで埋もれちゃってる理由でしょうね。
これらも特徴的なデザインはしているのですが、それが格好いい訳でもなく、分かりやすい先進感もなく、スタイルはむしろ旧来然としてます。
ですから、今まである車に、無理にアイコニックな形を付け足しただけ、に映ってしまうのだと思います。市販は当然できるでしょう。