値上げになるだけのクルマもある
それでも不安が払拭されるわけではない。消費増税により「クルマを買うのは、今ではないでしょ」という風潮が生まれ、そのままズルズルと引っ張られる可能性もあるからだ。この点を考えても、消費増税後の自動車税引き下げなどで比較的有利なコンパクトカーを大切に売る必要がある。
おそらくパッソ、ルーミー4姉妹車など1Lエンジンを搭載する車種は、消費増税後にさらに割安な特別仕様車を設定して、自動車税の改訂もアピールするだろう。スイフトやクロスビーのような1Lターボエンジン搭載車を増やす可能性もある。
輸入車にもフォルクスワーゲンポロなど1Lターボがあり、新しい販売促進対策を打ち出すかも知れない。
ちなみに輸入車には高価格車が多く、消費増税は辛い。クリーンディーゼルターボ搭載車などは、現時点ですでに免税だから、消費増税分がそのまま上乗せされてしまう。
今は軽自動車が新車販売されるクルマの40%近くを占めるが、消費増税後は、ターボを含んだ1Lエンジン車が注目されるかも知れない。自動車税/4500円のマイナスをきっかけに、楽しいクルマとムーヴメントが誕生することに期待したい。
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