この部門で選出したのはロードスターの1.5L
鈴木直也氏はロードスターの1.5L、国沢光宏氏はレクサスのV8、5L、渡辺陽一郎氏は86/BRZのフラット4、2L。
スポーツエンジンの好みは人それぞれ違い、また少数ながら、まだ日本車にも魅力的なスポーツ系NAがあることを実感する。
この部門では評価が割れたが、評価値の高かったマツダのP5-VP型(ロードスター)を選出したい。
「3&4気筒NAエンジン」編のベストは?
日本のみならず世界の主力となっているのが3〜4気筒のNA。エンジンの「基本のキ」というような存在だ。
日本車の場合も機種数が最も多いのはこのカテゴリーで、乗用車メーカー8社すべてが自社開発のエンジンを用意している。排気量は1Lから2.7Lまであり、この企画では対象外としているが、軽自動車のエンジンも豊富。
「艶っぽさ」を感じるエンジンはこれ
TEXT/鈴木直也
効率のいい最新エンジンといえば、トヨタの2NR-FKE型あたりがその代表格だけど、この種のエンジン、乗ってみるとドライブフィールが味気ない。
対して、吹き上がり感やトルクの出方に「艶っぽさ」を感じるのが、スズキのM16A型とスバルのFB20型。
スバルはいうまでもなく水平対向だが、スズキもウェットライナーという古典的な形式。ちょっと変わったエンジンのほうがイイ味出してますね。
【鈴木直也が選ぶ3&4気筒NAエンジンTOP3】
- 1位 スズキ M16A型(直4,1.6L SX-4 Sクロスほか)
- 2位 スバル FB20型(水平対向4,2L インプレッサほか)
- 3位 トヨタ 2NR-FKE型(直4,1.5L ポルテ/スペイドほか)
少しだけ光るのはホンダの4気筒
TEXT/国沢光宏
食べ物で言えばゴハンやパンのような主食という位置づけのエンジンだけれど、これまたコスト&燃費重視のため趣味性という点でつまらなくなっている。
そんななか少しだけ光るのがホンダの4気筒。回せばいい音になるし、パワーも出ている。今や1.3Lで100㎰のスペックなら上等なのだった。とはいえ全体的に低い採点を見ていただければわかるとおり、乗ってワクワクするエンジンがありません。
【国沢光宏が選ぶ3&4気筒NAエンジンTOP3】
- 1位 ホンダ L15B型(直4,1.5L フィット、ヴェゼルほか)
- 2位 ホンダ L13B型(直4,1.3L フィット1.3)
- 3位 スバル FB20型(新規型)(水平対向4,2L インプレッサほか)
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