【ロードスターVSレクサス…】カテゴリー別純ガソリンエンジン車No.1決定戦!

スバルWRXのEJ20だけは別次元

TEXT/国沢光宏

 WRX STIのEJ20だけ別次元。本物のスポーツエンジンであります。このエンジンに勝てるユニットは世界的に見たって数少ない。

 次点がWRX S4に搭載されているFA20。350㎰くらい引き出してやると、EJ20からバトンタッチできるかもしれない。

 3位は大きな差でトヨタ&レクサス4気筒、2Lターボの8AR。絶対的な出力だけでなく実用燃費が伸び悩む点で評価できません。

 今や2ℓ直噴ターボは省燃費エンジンから5L級の出力&トルクを引き出すエンジンまで揃う。8AR程度の出力なら、もっと燃費よくなくちゃ。日本のエンジン、世界から大きく引き離された。

【国沢光宏が選ぶターボ&スーパーチャージャーエンジンTOP3】

  • 1位 スバル EJ20型(水平対向4,2Lターボ WRX STI)
  • 2位 スバル FA20型(水平対向4,2Lターボ WRX S4、レヴォーグほか)
  • 3位 トヨタ 8AR-FTS型(直4,2Lターボ クラウンアスリートほかほか)

やはり1位はスバル、ただし価格を考えて……

TEXT/渡辺陽一郎

 1位はスバルWRX S4などが搭載する2Lのターボ。動力性能は自然吸気の4ℓ並みで、高性能でもクセがなく実用回転域から扱いやすい。

 価格はレヴォーグでは1.6Lターボに比べて実質45万円高いが(4WDのVTD化も含む)、フォレスターは2LのNAと比べてわずか16万円アップで搭載する。

 2位もスバルレヴォーグの1.6Lターボ。スポーティ感覚は乏しいが、駆動力は2.5L並みで運転がしやすく燃費も優れる。

 3位はステップワゴンなどが搭載する1.5Lのターボ。2L並みの駆動力を低い回転域から発揮して扱いやすい。もう少し燃費が向上するといい。

【渡辺陽一郎が選ぶターボ&スーパーチャージャーエンジンTOP3】

  • 1位 スバル FA20型(水平対向4,2Lターボ WRX S4、レヴォーグほか)
  • 2位 スバル FB16型(水平対向4,1.6Lターボ レヴォーグほか)
  • 3位 ホンダ L15B型(直4,1.5Lターボ ステップワゴン、ジェイド)
WRX S4やレヴォーグに搭載されるFA20型2ℓ直噴ターボ。ダウンサイズを狙ったものではなく300㎰/40.8㎏mのハイパワーを誇る
 
WRX S4やレヴォーグに搭載されるFA20型2ℓ直噴ターボ。ダウンサイズを狙ったものではなく300㎰/40.8㎏mのハイパワーを誇る  

総合(部門別)結果発表

 最後の「ターボ&スーパーチャージャーエンジン」編も3名バラバラとなったが、とりあえず3名ともに評価の高かったステップワゴンの1.5Lターボとレヴォーグの2Lターボを選出した。

 結果、各カテゴリーのベストエンジンは以下のようになった。

  • ■スポーツエンジン部門:マツダ ロードスターの直4,1.5L
  • ■3&4気筒NAエンジン部門:スバル インプレッサの水平対向,2L
  • ■6気筒以上のNAエンジン部門:トヨタ レクサスLS460のV8,4.6Lエンジン
  • ■ターボ&スーパーチャージャー部門:ホンダ ステップワゴンの直4,1.5Lターボ&スバル レヴォーグの水平対向2Lターボ

 次回はこの5機種のバトルロイヤルで「ベストofベスト」を選出します! お楽しみに!

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