新型ルークスハイウェイスターが快適!! 日産の「虎の子」 早くも売れまくり!!

■運転支援機能が先進的

 装備では衝突被害軽減ブレーキに注目したい。デイズのセンサーは単眼カメラのみだが、ルークスはミリ波レーダーも加えた。

 2台先を走る車両まで検知して、危険が生じると早い段階でドライバーに注意を促す。玉突き追突事故の加害者になるリスクも抑えた。

2台前の車両を検知する前方衝突予測警報を軽初搭載
2台前の車両を検知する前方衝突予測警報を軽初搭載

 車線逸脱時には、警報だけでなく、ブレーキを自動的に作動させて元の車線に戻す制御を行う。

 ハイビームで走行中に対向車や先行車を検知した時、ハイビーム状態を保ちながら、24灯のLEDを切り替えて相手車両の眩惑を抑える機能も採用した。

デジタルミラーを搭載し、駐車時に自車周辺を映す
デジタルミラーを搭載し、駐車時に自車周辺を映す

 運転支援機能のプロパイロットも用意され、先行車との車間距離を自動制御できる全車速追従型クルーズコントロールが備わる。

 追従停車後の時間が長引いた時は、自動的に電動パーキングブレーキに切り替えて停車を続けられる。

 車線の中央を走れるようにパワーステアリングを制御する機能も備わり、プロパイロットはセレナに比べて作動が正確になった。

運転支援システム「プロパイロット」搭載

 このようにルークスの特徴は、内装が上質で、ノーマルエンジンの静粛性も優れ、安全装備と運転支援機能が先進的なことだ。設計の新しさを実感できる。

●先進の安全装備&運転支援システムが充実!
・プロパイロット
・インテリジェントエマージェンシーブレーキ
・前方衝突予測警報
・アダプティブLEDヘッドライトシステム
・標識検知機能
・先行車発進お知らせ
・車線逸脱防止システム
・ふらつき警報
・インテリジェントアラウンドビューモニター
・踏み間違い衝突防止アシスト

■王者、N-BOXと比べると?

 クラス一の人気車、N-BOXと比べるとどうか?

 車内の広々感はN-BOXが上まわり、内装の質感はルークスが少し高い。前席の座り心地は同等だ。後席はN-BOXの足元空間が少し広いが、座り心地は同等といえる。ルークスは座面が短く、N-BOXは柔軟性が乏しい。

 動力性能は同等で、ノーマルエンジンの静粛性はルークスが優れるが、総合的なノイズはN-BOXのほうが小さい。走行安定性は、ルークスがボディの傾き方を抑えて安心感を高めた。乗り心地は、ルークスが硬さを意識させてN-BOXが快適だ。

ホンダ N-BOX。ほか、スズキスペーシア、ダイハツタントなどがルークスの競合車となる

 衝突被害軽減ブレーキは、両車ともに充実している。ルークスは2台先の車両を検知できて、N-BOXは歩行者、自動車、自転車にも対応した。

 運転支援機能はルークスが勝る。車間距離を自動制御できるクルーズコントロールは、ルークスでは停車状態まで制御を続けるが、N-BOXでは追従速度が時速25km未満に下がるとキャンセルされてしまう。

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