下まわりに見えた「コンパクトカー級」の基本骨格がスゴイ!
続いて下回りのチェックなど。フロントサス、アーム類は鋼板プレスで、コストダウン技術が随所に取り入れられている日本の軽乗用車を参考にしたんだと思う。太さや構造も不安なし。ボルトやナットの頭が赤いので「もう錆出てるの?」と思いザラザラ度を確認しようとしたら「ぬるっ」。錆の色した防錆グリスでした。主要ボルト&ナットは精密な締め付けトルク可能な青いコート剤仕上げ。
リアを見るとダンパー太い! 車重と必要な性能から設定しているんだと思う。ここだけ見ても軽自動車というよりコンパクトカー基準だと解る。リアサスはトーションビームで、アングル鋼材を使っている。リアディスクブレーキがちょっと嬉しい。床下もチェックしたがキッチリした硬いアンダーガードでフルに覆っており、使われているナット&ボルトは防錆グリス塗布済み。
タイヤはサイルン。10年くらい前だと安売りタイヤの代表格だったものの(何回かテストしました)、ここにきて電気自動車用タイヤはなかなかの評価を得ている。今や電気自動車用タイヤといえばコンチネンタルかミシュランか中国勢だと思う。当然ながら車重のある電気自動車用なので減りが早いと言うこともないかと。指定空気圧は標準的な250hPaでした。
ほぼN-BOX!? これは、かなり研究してきてるぞ……
続いてインテリア。比較車にN-BOXを持って行ったのだが、驚いたことにリアシートとラゲッジスペース周りはN-BOXとそっくり! 正確に表現すると「同じ」。リアシートの収納方法や、フロントシート後ろ側の折りたたみテーブル、ラゲッジスペースの使い勝手を含め「パクり」である。BYDのお家芸だったことを思い出す。コンビニフックが追加されるなど改良されてます(笑)。
長い前置きになった。試乗といきましょう。エンジン車と同じようなセレクトレバーでDレンジを選んで走り出す。いろんな意味で普通に乗れますね。アクセルに対する加速感は適当。それでいて登り坂を全く苦にせずグイグイ走る。1200kgの車重は感じない。ブレーキといえば、意外なことにペダル回生を行っておらず。ペダル踏んだ分は100%油圧のため、普通のブレーキフィールだった。
乗り心地はバネ上が重くレーザー溶接を多用したボディ剛性高いため、軽自動車レベルじゃない。誰でも「乗り心地いいね」だと思う。ステアリングフィールもコスト重視の小さいモーター使う日本勢と違い、コンパクトカーレベル。基本設計や使われている部品は、大雑把に言えば軽自動車でなくコンパクトカー。軽自動車として考えたら重いが、コンパクトカーだと普通です。
同業者でも重箱のスミをつつくレベルの駄目出ししか出来ないと思う。ましてや軽自動車の平均的なユーザーなら良いクルマにしか感じないだろう。付け足しておけばラッコは12Vの補機バッテリーもLFP。走行用電池の一部に組み込んである。LFPなので生涯交換の必要なし。電気自動車やハイブリッド車に意外と多い12Vバッテリーがオシャカになっての走行不能は無い。



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