走りはもちろん、安全安心も最新仕様に
走りの要となるボディは、軽スーパーハイトワゴン「タント」で初採用したDNGAの新プラットフォームに、小型SUV「ロッキー」にも採用する軽量高剛性ボディ「Dモノコック」を組み合わせたもので、しっかりとしたボディ剛性を確保。
走りも、幅広いシーンで活躍できるように、安定感ある走りと快適な乗り心地を両立。さらに高い静粛性も備えているという。
パワートレインは、直列3気筒DOHCの自然吸気仕様と、そのターボ仕様の2種類。トランスミッションは、全車CVTだが、ターボ車には、ローギア付きのD-CVTが奢られる。また駆動方式は、全車でFFと4WDの選択が可能となる。
先進の安全運転支援機能である「次世代スマートアシスト」は、なんと昨年の新型タントで進化を遂げたばかりにも関わらず、ステレオカメラを新型に。
これにより夜間の歩行者への対応や衝突被害軽減ブレーキの対応速度の引き上げなど検知性能が向上されたという。結果、路側逸脱警報、ふらつき警報、標識認識種類の拡大などの新機能も追加し、全17周類の機能を備える。
安全面では、ダイハツ初となる電動パーキングブレーキの搭載もトピックのひとつ。
シフト操作と連動したパーキングブレーキ作動とアクセル操作による解除が可能なほか、オートブレーキホールド機能と全車速追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)の停車保持機能の追加も実現された。
価格はハスラーと真っ向勝負
グレード展開は、エントリーの「X」とスタンダードとなる「G」、ターボ車の「Gターボ」の3種類のみ。
「X」でも、フルLEDヘッドライト、自動格納式ドアミラー、スマートアシストなどの基本装備は充実しているが、ルーフレールや車内のオレンジアクセント、タコメーターなど一部の装備が簡素化されたシンプルな仕様だ。
一方、「G」と「Gターボ」は、ドレスアップにも抜かりはなく、LEDフォグランプや前席用アームレスト、シートヒーター(前席)など機能も向上されている。遊びを前面に打ち出したクルマだけに「G」シリーズがメインとなるに違いない。
やはり最大の関心事は、その価格だろう。タフトの価格帯は、135万3000円~173万2500円で、売れ線と目される「G(FF)」は、148万5000円となる。
ライバルと目されるハスラーの価格帯は、136万5100円~174万6800円なので、新参者の戦略的価格といえるだろう。もちろん、細かな装備差をみる必要はあるが、グラスルーフ付きとなるタフトは、価格面のインパクトは大きい。
ともあれ、価格はほぼ同等だが、キャラクターは微妙に異なる「タフト」と「ハスラー」。ひょっとすると、見事な棲み分けもあるかも!?
いずれせよ、面白い対戦カードであることは間違いなく、今後の両車の動向にも注目だ。
コメント
コメントの使い方