WRX S4 STIスポーツシャープ残り30台 間もなく完売!!

WRX S4 STIスポーツシャープ残り30台 間もなく完売!!

 2020年5月26日から注文受付けが始まった、限定500台、474万1000円というSTIのコンプリートカー、「WRX S4 STIスポーツ♯(シャープ)」が早くも完売となりそうだ。

 2020年6月9日夜時点で、残り30台という情報を入手、明日にも完売する勢いだという。さっそく、どんな状況になっているのかレポートをお届けしよう。

文/ベストカーWeb編集部
写真/SUBARU STI

※編集部註(6月11日改定):スバルは、公式Twitterにおいて、本記事が公開された翌6月11日13時49分、500台限定の特別仕様車「WRX S4 STI Sport ♯」について、限定台数の500台に達したため、受付けを終了したと発表した。

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発売前に500台が完売間近!

5月26日の注文受付から2週間あまりで完売になりそうなSTIスポーツ♯
5月26日の注文受付から2週間あまりで完売になりそうなSTIスポーツ♯

 WRX S4 STIスポーツ♯は2020年5月26日に発表され、同日中に注文受付けがスタート。抽選販売はなく、規定台数に達し次第で販売が終了する販売方式で、7月6日に発表、8月20日から発売するスケジュールだった。

 限定500台の内、6月7日(日曜日)時点で残り50台、そして6月9日夜(水曜日)の時点で残り30台となったという。このままいけば明日にも売れてしまう勢いだ。

 早くも正式発表前に、しかもコロナ禍のさなか、500万円近いクルマが売れてしまうというのは凄い。改めてSTIコンプリートカーの人気の高さを見せつけられた。

 WRX S4 STIスポーツ♯の人気のボディカラーは、専用色のセラミックホワイトが78%、WRブルーが10%、ブラックが7% 、シルバー5%(スバル広報部調べ)とのことだ。

STIスポーツ♯はS208譲りのエクステリアを身に纏う

S208やEJ20ファイナルエディションと同等のエクステリアパーツを装着する
S208やEJ20ファイナルエディションと同等のエクステリアパーツを装着する

 ここで改めて、今回完売間近のWRX S4 STIスポーツ♯(シャープ)はどんなクルマなのか、おさらいしていこう。

 カタログモデルであるS4のトップモデル、STIスポーツをベースにした限定500台のSTIコンプリートカーで、S4ベースのコンプリートカーとしては2016年9月に発売されたS4 tS以来、約4年ぶりとなる。

 ベースのS4 STIスポーツは、ビルシュタイン製のダンプマチックII(倒立式、フロントのみ)を装着しており、ブラック/ボルドーの内装やレカロ製シートを装着。

上質なS4 STIスポーツ♯専用のインテリア。ステアリングやシフトレバー、ドアトリム、アームレストにはシルバーステッチが入る
上質なS4 STIスポーツ♯専用のインテリア。ステアリングやシフトレバー、ドアトリム、アームレストにはシルバーステッチが入る

 切れ味鋭いステアリング特性と上質な乗り心地を両立した大人のスポーツセダンに仕上がっているSTIスポーツを、STIが走りの愉しさと上質さを、よりシャープにチューニングしたのが、WRX S4 STIスポーツ♯である。

 S208やEJ20ファイナルエディションと同じエアロパーツを装着したエクステリアに、吸排気系を変更し冷却性能を高めたFA20型2L直噴ターボDITを搭載している。エンジン自体には手を加えておらず、300ps/40.8kgmのスペックは標準車と同じだ。

 具体的には、STI製エアクリーナーや低背圧マフラーなどで吸排気系を変更することによって、通気抵抗を低減し、加速中のエンジントルクを最大で10%向上(STI実験値)しているという。

 また、アクセル操作に対するレスポンスが向上したことで、追い越し時の加速の気持ちのよさが高まっているという。

 さらに、スポーツ走行時の熱のトラブルを防ぎ、性能を存分に引き出すため、CVTオイルクーラーと強化タイプのラジエーターファンを採用し、冷却性能を強化している。

 もちろんSTIが得意とするボディ補剛パーツ、フレキシブルパーツを装着している。フレキシブルドローステフナーフロント、フレキシブルタワーバーに加え、国内のWRX初(北米のS209が初装着)となるフレキシブルドロースティフナーリアを装着した。

 こうしたフレキシブルパーツを装着することによって、S4 STIスポーツ♯のコンセプト「よりシャープな大人のスポーツセダン」にふさわしい、余裕を持ったドライビングが愉しめるようなセッティングになっているという。

 国内のWRX初採用となるリアのフレキシブルドロースティフナーは、車体に加わる力の伝達をスムーズにするとともにリアタイヤの接地性を高めることで、クルマとのさらなる一体感を味わえるように仕上げている。さらに、路面からの入力をいなすことで乗り心地にも寄与しているという。

S209には採用されていたが、WRX国内初採用となるフレキシブルドロースティフナーリア(STIロゴ付き)&フレキシブルドロースティフナーリアガード
S209には採用されていたが、WRX国内初採用となるフレキシブルドロースティフナーリア(STIロゴ付き)&フレキシブルドロースティフナーリアガード

次ページは : 今後WRX S4はどうなるのか?

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