2019年10月の東京モーターショーでプロトタイプとして初公開された新型レヴォーグ。
続いて2020年1月に開催された東京オートサロンでは「STIスポーツ」が公開され、ティザーWebなども公開されてモデルチェンジに向けてカウントダウンが始まったことを感じさせるのだが、いまいち確定的な情報が伝わってこない。
こうなったら販売店を直撃するのがイチバンだろうということで、スバルディーラーを何軒か訪れ、次期型レヴォーグの購入を考えている旨を伝え、取材したところ、新情報を教えてくれたので報告しよう。
文/ベストカー編集部
写真/スバル ベストカーWeb編集部
初出/ベストカー2020年4月10日号(2020年3月10日発売号)
ここまでわかった新型レヴォーグの中身
話を聞いた各ディーラー、共通していたのが「すでに販売店上層部には新型レヴォーグについてのミーティング的なものがあり、アピールポイントなどの具体的な説明があった」ということ。ここで明らかにされたのは以下のポイント。
■発売時期は2020年9月の予定
■投入時のエンジンは、すでに明らかにされている新開発水平対向4気筒1.8L直噴ターボのみ
■エンジンスペックの具体的数値は明らかにはされていないが、レギュラーガソリン仕様で、最高出力は200ps程度、フラットトルクで最大トルクは30kgm程度を1500rpm付近から発揮する
■トランスミッションはCVTで、もちろんAWD
■グレードは具体的な名称は明らかにはされていないが、『標準タイプ』、「上級タイプ」、「STIスポーツ」の3グレードの設定で、ビルシュタインサスモデルはなし。STIスポーツの電子制御サスはZF製ダンパーを採用
■価格は、ボトムが330万円程度からで、最上級のSTIスポーツは420万円程度となる
エンジンはすでに明らかにされているように、新開発される水平対向4気筒1.8L直噴ガソリンエンジンが搭載される。
このエンジンはレギュラーガソリン仕様で最高出力は200ps程度、最大トルクは30.0kgmで、フラットトルクで扱いやすさがアピールポイントだという。
スバルグローバルプラットフォーム・SGPは第二段階に入り、フルインナーフレーム構造でより高いボディ剛性を実現する。
ボディサイズは全長4755×全幅1795×全高1480mm、ホイールベースは2670mmで、これは確定情報。
現行型に対し全長は65mm長くなり、全幅は15mm拡大し、全高は10mm低くなる。ホイールベースは20mm延長されている。
さらに走り好きにとって嬉しいのは、スバル初の電子制御ダンパーだ。
これはダンバー内部のバルブを電動でコントロールすることで、オイルの流量を変え、ダンバーの固さを調整するもの。
さらにスイッチ1つで、乗り心地を重視したモードから、ひとりで走りを楽しみたい時にスポーティモードにできるモードを持つ「ドライブモードセレクト」をスバルとして初採用している。
アイサイトの進化はすでに伝えられているが、具体的にはステレオカメラに加えて4つのレーダーによる360度センシングを実現しており、右左折時の歩行者や自転車に対するブレーキ作動や、右直衝突に対するアラートなどにも対応しているという。
また、高精度マップ&ロケーターを採用したことで自車位置特定を可能とし、カーブ前の減速支援や渋滞時のハンズオフにも対応する。
インテリアだが、カーナビモニター画面は縦型12.6インチの大型サイズで、STIスポーツはメーターパネルが液晶グラフィックになるとのこと。コネクテッドサービスにも対応する。
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