2026年9月2日、都内にて三菱自動車の「新型パジェロ」ワールドプレミア発表会が開催された。長きにわたる沈黙を破り、ついに復活を遂げた三菱のフラッグシップSUV。発表会ではメディア向けに質疑応答が実施され、三菱自動車の岸浦恵介社長、山口武副社長(開発担当)、五十嵐京矢副社長(営業担当)のトップ3名が登壇。メディアからの鋭い質問に対し、新型パジェロにかける並々ならぬ熱意と戦略を語った。なお、冒頭でMCより、国内での販売スケジュールについて「2026年10月1日から29日まで予約注文を受付、10月29日に正式発表、12月17日に発売予定」であることがアナウンスされた(2026年度の生産計画台数は1万台とのこと)。以下、質疑応答の全容をお届けする。
文:ベストカー編集局長T、写真:土屋勇人、ベストカー編集部、三菱自動車
【画像ギャラリー】【独自詳報】新型パジェロ ワールドプレミア発表会画像一覧(26枚)画像ギャラリー若年層へどうアピールするのか? かつての熱狂を知らない世代へ
記者:今回のパジェロ投入による事業への効果や期待値についてお聞かせください。また、今回の新型パジェロは若年層もターゲットにされていると伺いました。かつてのパジェロブームを知らない世代に対し、どのように展開していくのか、課題点なども含めて教えてください。
三菱自動車・岸浦恵介社長(以下、岸浦社長):事業への効果ですが、一番は、我々のフラッグシップモデルとして「ブランドを強化する」こと。これが最大の狙いであり、期待する効果です。それに伴う販売台数の増加や収益増といったものは、後からしっかりとついてくるように販売を強化していきたいと考えております。若年層へのアピールについてですが、確かにパジェロを知らない世代もいらっしゃいます。しかし最近はSNSやYouTubeなどを通じて情報収集をされている方が多く、実車に乗ったことがなくても情報ツールを通じてパジェロをよくご存知の若い方も少なくありません。まずはそういった方々に乗っていただく機会を作るなど、様々なアプローチを提案していきたいと考えています。
三菱自動車・山口武副社長(開発担当/以下、山口副社長):パジェロの歴史は「頑丈であり、素早く走れ、しかも快適である」という点にあります。そこにお客様の声を取り入れながら先進技術を投入していくことで、ブランドイメージを変えていくのがこのクルマの使命です。若年層へのアピールに関して一言申し上げますと、20数年前のパジェロブームで人生を謳歌されたお客様がたくさんいらっしゃいます。実は、その「お孫さん世代」が今の若年層にあたり、パジェロの思い出をしっかりと持っていてくださっていることもあります。そういった側面からも、若い層へアピールできるのではないかと個人的には考えております。
三菱自動車・五十嵐京也副社長(営業担当/以下、五十嵐副社長):営業目線で申し上げますと、もちろん販売台数や利益といった事業貢献は期待しています。それに加え、三菱自動車のディーラーに、新しいお客様に足を運んでいただくこと、あるいは昔パジェロに乗っていたけれど今は離れてしまっている方に再び戻ってきていただくこと。販売現場にたくさんのお客様が足を運んでくださる、その「刺激」を一番期待しています。
若年層についてですが、私が新入社員として入社した1991年は2代目パジェロが登場した時で、我々新入社員も「パジェロが欲しくてたまらない」という時代でした。今の若い人たちにも「欲しがってもらえる」ような文化や環境づくりをメーカーとしてやっていかなければなりません。高額な車種をどうやって購入していただくか、ローンの工夫などを含め、営業として活動を続けていきたいと思っています。


























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