原因は『タイヤ』にあった!?
足回りは変えていないとアナウンスしているが、実は少し硬くなっているのでは? という疑念が浮かぶ。
試乗を終え、ルノーのスタッフにその疑問をぶつけてみた。そして、そこで出た答えは「タイヤが替わっています」という(私にとっては)「そこかい!」というものだった。
試乗車のシャシーカップはダンロップのスポーツMAXXを装着している。かつて乗って印象のよかったトロフィーは、従来と変わらずミシュランのパイロットスポーツを履く。
『スポーツ性と乗り心地のバランス』いいのは最安グレード
「サスペンションのセッティングは変えていないので、タイヤの差しかないと思います」とスタッフ氏。
「確かにミシュランのほうが乗り心地はいいんですよね」と正直におっしゃる。
残念ながら、今回はトロフィーに乗ることはできなかったが、サスペンションを変えていないのだから、好ましい乗り味はそのまま残っているはず。さらに言うなら、最も安いシャシースポールは、これも過去の経験上、もっと乗り心地とスポーツ性のバランスが良好だ。
というわけで、私の結論。ルーテシアR.S.は相変わらずスポーティで実用性も高く、1台ですべてをこなせる理想的なスポーツハッチだ。
なかでも一番のお薦めは最も安い284万円のシャシースポール。でも、上級グレードに対しオートエアコンがマニュアルエアコンになり、タッチスクリーンが付かず、さらに受注生産で納期が半年くらいかかる。
それがイヤだという人は最上級のトロフィーがお薦め。最もホットなグレードで329万円という価格は納得できる。下か上かの二択ということですね。
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