ホンダ新型タイプR、450万円の価値 最新のタイプRは最強のタイプRなのか!?

■もっと「やんちゃ」でもよかったのでは?

 もうひとつ驚いたのが室内の静粛性と乗り心地。これまで同様、スポーツとコンフォートを使い分ける可変ダンパーシステムを採用する。

 ただ、旧型ではコンフォートでもかなり硬いというユーザーからの指摘があった。そこで、今回は調整モードを3段階とし、よりスムーズに動くサスペンションとしている。

 ルノー・メガーヌR.S.もしなやかさでは負けてはいないが、モード別の減衰力可変を持つぶん点数が高い。

 鷹栖には「EU路」と呼ばれる、欧州の路面をそのまま模倣したテストコースがあるが、コンフォートモードでの乗り心地はかなりいい。A45AMGの高級感をも凌駕するものだ。

 では、冒頭の質問の答えを出そう。速さ、性能、気持ちよさ、という項目で明らかに新型は旧型を凌駕している。

 しかし、トータル性能が上がれば上がるほどに操っている感が薄くなるという、スポーツモデルの「さが」を感じずにはいられない。

 特に、スポーツモードと+Rモードとの差が想像より大きくなく、+Rモードはもっと飛んでほしかった。

 また、ターボのウエストゲートが開く音も聞こえなくなったし、A45AMGのようにアクセルオフ時のアフターファイア音もない。タイプRはやんちゃが売りだったはず。

 とはいえ、新型タイプRのトータル性能は明らかに高く、大人になったぶん、たくさんのオーナーに夢を与えてくれるはずだ。

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