ついに登場GRヤリス!!! 買いか待ちか その魅力と“難点”を聞く

■カタログモデルは4グレード

 RZハイパフォーマンス・ファーストエディション456万円とRZファーストエディション396万円は受注が終了。9月の正式発売時はそれ以外の4グレードになる(価格は編集部調べ)。

 なお、GRヤリスは手作りの工程が多く、専用のGRファクトリーで製造されるため、1日の生産台数が限られる。そのためこれからオーダーしても納期は来年4月以降になるようだ。

RC 330万円。タイヤサイズこそ205/45R17になるものの、ブリッピング機能が着いた6速のiMTを操って272ps、37.7kgmのポテンシャルを純粋に楽しむなら。オプションでエアコンも装着可能でおすすめだ
RZ 396万円。アルミホールがエンケイ製の鍛造となり、タイヤはダンロップのSPスポーツマックス050+になる。ブレーキキャリパーは黒になるがフロント18インチの対向4ポッド、リア16インチの対向2ポッドは共通
RZハイパフォーマンス 456万円。BBS製鍛造アルミホイールとミシュランパイロットスポーツ4S、前後トルセンLSD、冷却スプレー機能付き空冷インタークーラーの装着がRZとの違い
RS 265万円。1.5LNA、FFモデル。225/40R18のアルミホイールも装着され、カーボンルーフやアルミ製エンジンフード、バックドア、左右のドアパネルなどボディは共通。ファイナルを下げた10速CVTと贅沢な足回りを組み合わせた走りは小気味いい
用品装着車。トヨタカスタマイジング&ディベロップメント扱いのフロントスポイラーやサイドスカート、ナンバーフレームもラインアップ。整流効果を高めるディスチャージテープもかっこいい

■GRヤリス RC主要諸元
・全長×全幅×全高:3995×1805×1455mm
・ホイールベース:2560mm
・車重:1250kg
・エンジン:直3DOHCICターボ
・排気量:1618cc
・最高出力:272ps
・最大トルク:37.7kgm
・トランスミッション:6MT
・タイヤサイズ:205/45R17
・サスペンション:ストラット/ダブルウィッシュボーン
・価格:330万円

■NAのRSは国産ホットハッチ戦線殴り込み! ライバルとなるのは??

 GRヤリスNAの大きな魅力を挙げるなら「WRCに出ている車両と同じ外観のクルマを毎日の相棒として使える」ことにあると思う。

RS。全長×全幅×全高=3995×1805×1455mm 車重=1130kg 最高出力=120ps 最大トルク=14.8kgm トランスミッション=CVT(10速)サスペンション=前ストラット 後ダブルウィッシュボーン 価格=265万円

 外観は4WDの1600ccターボとまったく同じ。乗ると標準のヤリスと別モノだし! ボディ剛性感の高さに加え、リアサスの総合性能が圧倒的にいい!

 ショートサーキット走ると、素性のよさをハッキリ感じます。ヨーロッパのコンパクトカーを余裕で凌ぐ!

ダイレクトシフトCVTはパドルシフトで10速が使える。変速もスピードも速く楽しい。雰囲気はターボと変わらない

 ただ現時点でGRヤリスが2021年中にWRCで大暴れする予定なし。2022年以降も、新しいWRカー規定になるようだから、そうなるとGRヤリスとWRCとの関連性が薄くなってしまう可能性大きい。

 ちなみに競技に出ようとすれば、5ドアハッチバックのヤリスのほうが車重が軽くマニュアル仕様もある。GRヤリスだと電動パーキングだからサイドブレーキターンできません。

ヤリス1.5G(6MT・170万1000円)。全長×全幅×全高=3340×1695×1500mm 車重=1000kg 最高出力=120ps 最大トルク=14.8kgm サスペンション=前 ストラット/後 トーションビーム

 価格は265万円と安くなく(自動ブレーキなどが付く予防安全パッケージが25万円のオプション!)、だったらスイフトスポーツ買って160馬力くらいまでロムチューンし、足回りを全面的に見直し乗ったほうが楽しい。

スイフトスポーツ(6AT・208万8900円)。全長×全幅×全高=3890×1735×1500mm 車重=990kg 最高出力=140ps 最大トルク=23.4kgm サスペンション=前ストラット後トーションビーム

 はたまた外観重視なら、ノートNISMOのeパワーという手もある。NISMO、ノーマルのノートeパワーとまったく違う乗り味だ。NAのGRヤリス、ライバルが多そうです。

ノート e-POWER NISMO S(272万1400円)。全長×全幅×全高=4165×1695×1535mm 車重=1250kg 最高出力=83ps 最大トルク=10.5kgm モーター最高出力136ps モーター最大トルク=32.6kgm サスペンション=前ストラット 後トーションビーム

【画像ギャラリー】ついに登場GRヤリス 試乗の様子から各グレード ライバルモデルをギャラリーでチェック!!!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

トヨタの韋駄天が覚醒する! 6代目NEWスターレットのSCOOP情報をはじめ、BC的らしく高級車を大解剖。さらに日産・ホンダの協業分析、そして日向坂46の富田鈴花さんがベストカーに登場! 新社会人もベテランビジネスマンまで、誰もが楽しめるベストカー5月10日号、好評発売中!