打倒、王者アルファードへ刷新。ホンダ オデッセイのマイナーチェンジモデルの発売日が判明。
ホンダは上級ミニバン「オデッセイ」の改良モデルを今秋マイナーチェンジすると発表。すでに特設ホームページでその一端を先行公開しているが、このほど遠藤徹氏の取材により、正式な発表/発売日が判明。
近年は往時と比べれば苦戦していたオデッセイにとって、今回のマイナーチェンジは今後を占う試金石となりそうだ。以下、詳細を遠藤徹氏が解説。
文/遠藤徹、写真/HONDA
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■オデッセイのマイナーチェンジモデルは11月5日発表、6日発売
ホンダはビッグマイナーチェンジするオデッセイを11月5日に発表、6日に発売する。
今回は外観デザインを大幅に刷新、内装ではメーターを含むインパネやシート表皮の変更で質感をさらに向上。装備面ではパワーテールゲート、シーケンシャルターンランプ、国内仕様でホンダ初のジェスチャーで開閉できるパワースライドドアや予約ドアロック機能を追加する。
具体的にはエクステリアデザインがヘッドライト、フロント&リアのデザイン変更でより力強さ、ワイド、シャープさを強調。フロントは厚みのある力強いフード、押し出し感のある大型グリルを採用。
グリルは横長の8角形枠に横4線のメッキを走らせている。グリルを前方へ突き出したデザインにすることで、全長は15mm延長する。全高、全幅は同じサイズを継承する。
インテリアはメーターパネル、ナビの変更、新たな収納を設定、質感を向上させる。ナビは現行7インチをディーラーオプションのみで10インチモニターに変更。メーターパネルは3.5インチ液晶から7インチに拡大。
快適装備はパワーテールゲートや新たな収納を追加し、静粛性も向上。助手席はリッド付き大型収納ボックス、運転席側は収納式カップホルダー、フロントドア、スライドドアガラスを遮音ガラスに変更。テールゲートガラスの板厚を変更し、ノイズリデューイングホイールを採用。
■グレードや装備、新価格は?
グレードや装備の変更は「Gエアロ」、ハイブリッドグレードを廃止し、ガソリンは「アブソルートEX」、「アブソルート」、ハイブリッドは「アブソルートEX」、「アブソルート」に簡素化する。
パワーユニットと駆動方式、乗車定員の構成はハイブリッドがFF(前輪駆動)のみで7人乗り、8人乗り、ガソリンはFF/7人乗り、8人乗りはFF、4WDの設定とする。
装備内容は「アブソルート」が、外観&インパネデザイン変更、シーケンシャルターンシグナルランプ、ジェスチャーコントロールパワースライドドア、予約ロック、TFTメーター(従来の3.5を7インチに)。
さらに防汚シート、マルチビューカメラシステム+ホンダ・スマートパーキングアシストシステム、小物入れ対応、ドライバーカップホルダーを追加、静粛性向上など。
「アブソルートEX」は、外観、インパネデザイン変更、シーケンシャルターンシグナルランプ、ジェスチャーコントロールパワースライドドア、予約ロック、TFTメーター(3.5インチを7インチに)。
さらに防汚シート、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート、2列目LEDアンビエントランプ、17から18インチアルミホイールに、小物入れ対応、運転席側カップホルダー追加、静粛性向上など。
ボディカラーは、新色のオプシダンブルーパールはじめプラチナホワイトパール、スーパープラチナメタリック、プレミアムスパークルブラックパール、プレミアムヴィーナスブラックパールの5色。
インテリアカラーは、ブラックコンビシートとブラック本革シートの2色。本革シートはメーカーオプション。車両本体価格は装備の充実、質感向上、安全対策強化などによるコストアップで19万5000~27万7000円の値上げとなる。
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