2019年、先行導入の限定車が瞬く間に完売するなど、デビューと共に大人気となっている英国製クロカン「ランドローバー・ディフェンダー」が、2021年モデルへとアップデートされた。
今回の改良では、新型車だけに進化ではなく、商品力の強化がメイン。ただ日本で需要の高い5ドアロングボディ「110」に、新グレードや待望のクリーンディーゼルが導入されるなど注目点も多い。
新ディフェンダーの変更点に話題を絞って解説する。
文:大音安弘、写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
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装備の充実化を図った2021年モデルが登場
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、2020年11月17日、ランドローバーのクロカン「ディフェンダー」の2021年モデルの受注を開始したことを発表した。
新価格は、ショートボディの「90」が529万~745万円。ロングボディ「110」が619万~1124万円となっている。
ディフェンダーは、ランドローバーの原点といえる本格クロカンで、長年改良を加えながら販売されてきた歴史的名車だ。その初代の生産が終了し、一時的に絶版となっていたが、2019年にフルモデルチェンジを発表。
現代技術により伝統のクロカンモデルを再定義し、世界的な話題となった。日本でも2019年に、先行導入車として限定車が発売されるも、たった4日間で完売。そのため、先行導入車の第2弾が投入されることにもなった。
2021年モデルは、投入間もない新型車ということもあり、基本的な部分の改良ではなく、仕様変更や新グレードなどの設定が主なポイントとなる。
ニーズの高い安全機能を標準化
ディフェンダー2021年モデルの大きな進化は、先進の安全運転支援機能の強化だ。日本でのニーズの高い安全機能のオプションを厳選し、全車に標準化している。
具体的な装備を挙げると、「ブラインドスポットアシスト」、「クリアイグジットモニター」、「アダクティブクルーズコントロール」、「ドライバーコンディションモニター」、「レーンキープアシスト」、「360°パーキングエイド」、「リヤトラフィックモニター」などが含まれており、日常から長距離運転までの幅広いシチュエーションでドライバーをサポートする内容となっている。
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