主力となる110にクリーンディーゼル登場
新ディフェンダーでは、全車にガソリン仕様の2.0L直列4気筒ターボを搭載。最高出力300ps、最大トルク400Nmを発揮する十分にパワフルなエンジンであるが、より力強さを求めるニーズに応えるべく、ロングボディの「110」に、3.0L直列6気筒クリーンディーゼルターボを新設した。
このクリーンディーゼルの性能だが、最高出力こそガソリン車と同じく300psだが、最大トルクは650Nmを発揮するディーゼルエンジンらしいトルクフルさが魅力となる。またマイルドハイブリッド化され、より高い効率に磨きが掛けられている。
新エンジン導入に伴い、搭載車となる日本でのニーズの高い「110」のグレード体系が見直され、ワイルドさを強調した「Xダイナミック」と最上級グレードとなる「X」のふたつの新グレードが設定された。
「Xダイナミック」は、ブラックを基調としたエクステリアに、ディオトーンのシートや耐久性の高いGEONIX素材のパネルなどを採用したクロカンらしいタフさをより高めたグレードだ。
新しい最上級グレード「X」は、スターライトサテンクロームやグロスブラックなどの光沢感のあるブラックアクセントやオレンジブレーキキャリパーなどをエクステリアに採用。
インテリアでには、縫製の強度や色合いにも拘ったウィンザーレザーやウッドパネルを取り入れたラグジュアリーな仕上げとなっている。
選びやすさにも拘った2021年モデル
ディフェンダーは、約170種類にも及ぶ豊富なオプションも自慢のひとつだが、これまでも基本的な4つのオプションパックを設定していたが、2021年モデルでは、日本市場向けのオプションパッケージ「CURATED SPEC」を設定。
これは7種類のパッケージで構成され、顧客の仕様の選びやすさをサポートするものだが、同時に基本的な仕様を固めることで、納期短縮を図る狙いもあるようだ。
日本でのディフェンダーの販売は好調で、今年のランドローバーの販売でも大きな比率を占めるという。また本格クロカンとしては、現実的な価格であることから、新たな顧客獲得にも繋がっているようだ。
クロカンらしいタフさ際立つクリーンディーゼルの投入を待ち望んでいたファンも多いと見受けられるだけに、2021年が更なる飛躍の年となる可能性もあるだろう。
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