新型N-BOX完全判明「勝って兜の緒を締めよ」大ヒット中でも改良するN-BOXの中身とは

 2020年11月20日、ホンダは2020年12月24日に正式発表予定のN-BOX、N-BOXカスタムのマイナーチェンジに関する情報を先行公開した。

 N-BOXは、2017年8月に現行モデルにフルモデルチェンジしたが、約3年4ヵ月ぶりの大がかりな改良となる。

 N-BOXは軽乗用車、登録車を含めた国内新車販売台数において3年連続NO.1を獲得し、5年連続で軽自動車販売NO.1を達成している(前モデル含む)。

 2020年1~10月までの軽自動車販売台数を見ると、N-BOXは16万6872台(対前年比76.6%)と、2位のタント10万9507台(対前年比74.9%)、3位のスペーシア11万7077台(対前年比82.9%)に大差をつけて、軽販売1位をキープし続けている。

 「勝って兜の緒を締めよ」ではないが、ダントツで軽販売NO.1の座を死守しているなかで行われる今回のマイナーチェンジ。

 改良の中身はどんなものなのか? 価格を含め、今わかっているN-BOXの情報をすべてお伝えしよう。


文/遠藤徹
写真/ベストカー編集部 ベストカーweb編集部 ホンダ
※N-BOXの写真は左がマイナーチェンジ前、右がマイナーチェンジ後

【画像ギャラリー】どこが違うか見分けられる? 新旧N-BOXの違いを写真でチェック!


現行と新型の違いを見分けられますか?

2020年11月20日、ホンダ公式サイトに公開されたマイナーチェンジ版ホンダN-BOXのティーザー情報
マイナーチェンジ前のN-BOX(左)とN-BOXカスタム(右)
2020年11月24日に発表されるマイナーチェンジモデルのN-BOX(左)とN-BOXカスタム(右)。カスタムはナンバープレートが中央に移動した

 ホンダN-BOXは、高い全高と広い車内空間を特徴とする軽スーパーハイトワゴンである。

 現行型は3年連続で年間販売台数の1位を獲得するなど(軽乗用車では5年連続、前モデル含む)、好調なセールスを記録している。

 この絶好調をキープしているなかで、ホンダはN-BOXのマイナーチェンジモデルの発表を2020年11月24日に行い、25日に発売する。

 現行モデルの登場が2017年8月31日だから、実に3年4ヵ月ぶりの大幅改良となる。

 改良のポイントは、現行モデル初となる内外装のデザイン変更とボディカラーの新色追加のほか、装備を充実させたモデルを追加することで販売強化を図っている。

現行モデルのN-BOX
マイナーチェンジ後のN-BOX(ピーチブロッサムパール)

 まずエクステリアだが、写真の通り、指摘しないと変更ポイントがわからない。

 標準モデルはフロントグリルやロアグリルのデザインを変更し、メッキ加飾も増やしている。グリル内にある横方向のメッキバーをホンダロゴの位置に下げ、さらにバンパーの開口部にも細いバーを追加。

現行モデルのN-BOXカスタム
マイナーチェンジ後のN-BOXカスタム

 N-BOXカスタムは逆台形メッキグリルから横長6角形のグリルケースに横線グリルを走らせたデザインへと変更することによってひと目でノーマルとカスタムの個性の幅を広げるマスクに仕立てている。さらにバンパー下部のフォグランプ回りもコの字型のメッキが加えられている。

 そして、N-BOXカスタムのみナンバープレートの位置が右側から中央に変わったのも大きなポイントだ。

インテリアもデザイン変更

現行N-BOX標準車のコクピット
マイナーチェンジ後のN-BOX標準車のコクピット
マイナーチェンジ後のN-BOX標準車のシート

 一方、インテリアは、標準車がベージュ加飾だったものを汚れの目立ちにくいダークブラウンに、カスタムは深みのあるマルチブラック塗装のインパネを採用。

 またシートバックテーブルを標準装備化。安全性能は後方パーキングセンサー追加でホンダセンシングをアップデートした。ちなみにホンダセンシング・レス仕様はほとんど売れていないので廃止となった。

特別な加飾装備が施された「コーディネートスタイル」を追加設定

N-BOXに新たに追加されたコーディネートスタイル
N-BOX標準車のコーディネートスタイル

 モデルラインナップは、今回新たに、特別に加飾装備を採用する「コーディネートスタイル」を追加したことが最大のポイント。

 バリエーションは標準、カスタムともGタイプ以外に冠していたGの名称を外してシンプル化。タイプ数は「コーディネートスタイル」が加わり、標準がEXターボ、Lターボ、Lコーディネート、EX、L、Gの7タイプ、カスタムはGがなく6タイプの構成。

 LとLコーディネートの装備は2トーン塗装、専用ホイールキャップ、クロームメッキアウタードアハンドル、専用トリコットシート、専用インパネガーニッシュ・ドアオーナメント、パネル・ステアリングガーニッシュ、クロームメッキインナードアハンドル、リア右側パワースライドドア、前席用サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム、アレルクリーンプラスシート、グラプレールなど。

 ボディカラーはモノトーン、2トーンコーディネートスタイルそれぞれ新2色(全3色)を適用。

 モノトーンはプレミアムサンライトホワイトパール、ミッドナイトブルービームメタリックが新色で加わり、従来色の継続10色と合わせてトータル12色。

 2トーンコーディネートスタイルはルーフがブラック、ボディがプレミアムクリスタルレッドメタリックとルーフシルバー、ボディミッドナイトブルービームメタリックの新色を加え、トータル6色のラインナップとなる。

2020年11月下旬から先行予約開始!

 新型N-BOXは、すでに2020年11月下旬から先行予約の受付を開始している。ビッグマイナーチェンジしたオデッセイやフルモデルチェンジしたN-ONEは1.9%の特別低金利による残価設定クレジットを設定しているが、N-BOXは、ほかのモデルと同じ3.5%で売り出している。

 従来モデルはすでにオーダーストップしており、在庫一掃セールは終盤になり、在庫はメーカーのモータープールや販売店の新車置き場にもほとんどない状況にある。

 ナビ、ETC付きの値引き額は、現行型はこれまで在庫一掃セールで20万円を超えていたが、マイナーチェンジ後のモデルでは10万円以内に引き締められる。

 車両本体価格は142万8900円~223万3000円で従来モデルの141万1300円~212万9600円に比べると1万7600円~10万3400円のアップとなる(ディーラー調べ)。

 上級グレードの値上げ幅が大きいのは最上級グレードの「コーディネートスタイル」が新たに設定されたためだ。

 有料色の価格はモノトーンで3万3000円、2トーンは5万5000円でこちらは従来と同じ。グレード別の車両本体価格は以下の通り。

 新たな情報がアップデートされた際には、報告していきたい。


■新型N-BOXの価格とラインナップ
●N-BOX標準車
・FF G/141万1300円/L 155万9800円、EX/165万8800円、Lターボ/175万8900円、EXターボ/180万9600円
・4WD G/156万2000円、L/165万2900円、EX/179万1900円、Lターボ/189万2100円。EXターボ196万2400円
●N-BOXカスタム
・FF L/176万9900円、EX/187万9900円、Lターボ/169万9000円、EXターボ/210万2100円
・4WD L/190万3000円、EX/201万3000円、Lターボ/210万2100円、EXターボ/215万7700円
■標準車コーディネートスタイル
●FF L/177万9800円、Lターボ/188万9800円、4WD L/191万2900円、Lターボ/202万2900円
■カスタムコーディネートスタイル
●FF L/197万8800円、Lターボ/208万9900円、4WD L/211万2000円、ターボ/223万3000円
※価格はディーラー調べ

N-BOXカスタムのコーディネートスタイル
N-BOXカスタムコーディネートスタイル、ミッドナイトブルーメタリック&シルバーの2トーンカラー仕様
N-BOXカスタムコーディネートスタイルのインテリア

証言:首都圏ホンダカーズ店営業担当者

 「N-BOXは軽自動車ではダントツのトップセラーモデルとなっています。今回のビッグマイナーチェンジで登録車も含めたトップ確保も目指すことになります。

 当面は、歴代N-BOXユーザーの代替え促進からスタートすることになるはずです。販売が絶好調ですので、そのイメージを崩さないように、フェイスリフトは小規模となりました。

 今回、内外装全体の加飾を行うコーディネートスタイルを新たに設定し、さらなる高級感を実現しています。オシャレで高品質のインテリアとなっていて、かなり売れそうです」。

【画像ギャラリー】どこが違うか見分けられる? 新旧N-BOXの違いを写真でチェック!

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