ヤリスクロス「アドベンチャー」初公開!! 欧州仕様の隠し球 日本導入期待大!!?

ヤリスクロス「アドベンチャー」初公開!! 欧州仕様の隠し球 日本導入期待大!!?

 RAV4で話題の本格派仕様「アドベンチャー」をヤリスクロスに設定!

 3月29日に、欧州トヨタは2021年9月のヤリスクロス発売に先立ち、第二四半期初頭からの予約開始を発表。

 ヤリスのボディサイズを拡大するなどしたTNGA-Bプラットホームを使うコンパクトSUVであるヤリスクロスは、ほぼ市販状態で2020年3月のジュネーブモーターショーにてワールドプレミアされる予定だっただけに(実際のワールドプレミアは昨年4月)「欧州ではまだだったのか」という印象も強い。

 しかし、欧州仕様のヤリスクロスには「アドベンチャー」というグレードが設定される。本稿では日本仕様のRAV4にも設定される同グレードを含め、ヤリスクロスの欧州仕様を紹介していきたい。

文/永田恵一 写真/TOYOTA、池之平昌信

【画像ギャラリー】本文未掲載分含む14枚!! トヨタヤリスクロス アドベンチャー(欧州仕様)をみる


欧州仕様のヤリスクロス日本との違いは?

欧州にて9月から販売予定のヤリスクロス“Adventure”。日本と異なり、ガソリン車の設定がない/全長4180×全幅1765×全高1560mm(国内モデル)
欧州にて9月から販売予定のヤリスクロス“Adventure”。日本と異なり、ガソリン車の設定がない/全長4180×全幅1765×全高1560mm(国内モデル)

 欧州仕様のヤリスクロスは、日本仕様のヤリスクロスが1.5Lガソリン車とハイブリッドであるのに対し、ハイブリッドのみ(日本仕様同様にFFとトレイルモード、スノーモードを持つ4WDも設定)となるパワートレインが日本仕様との大きな違いだ。

 もう1つ大きな違いは、エクステリアでは前後バンパー下部に付くプロテクター、ブラックを多用したインテリアに加え、標準グレードに対し若干最低地上高を上げているように見える「アドベンチャー」グレードが設定されることだ。

 日本で販売されるトヨタ車で「アドベンチャー」というグレードを思い出すのは現行RAV4である。

トヨタRAV4 Adventure(販売期間:2019年~/全長4610×全幅1865×全高1690mm)
トヨタRAV4 Adventure(販売期間:2019年~/全長4610×全幅1865×全高1690mm)

 現行RAV4の2Lガソリン車に設定されるアドベンチャーは、雪道を含めた悪路走破性や旋回性能を高めるべくFF状態にもできる前後の可変駆動力配分機構に加え、後輪左右の駆動力制御(後輪左右を100:0、0:100ということも可能)をおこなうダイナミックトルクベクタリングAWDや、最低地上高を高める目的もあるのか19インチタイヤを採用したグレードだ。

 また、エクステリアではアドベンチャーのみが選べるツートンカラーを設定し、インテリアも各部に使われるオレンジのアクセントカラーや専用の合成皮革地シートにより、開放的な明るい雰囲気も持つ。

 さらに、アドベンチャーにはオフロードパッケージという18インチのオールテレーンタイヤ(アルミホイールもマットブラック塗装)や最低地上高を10mm上げたサスペンションなどが付く特別仕様車も設定され、土が似合うRAV4らしさをより際立てている。

 なお通常のアドベンチャーにも、最低地上高を10mm上げるリフトアップサスペンションキットが13万2000円で設定されている。

次ページは : SUVらしさ高まる「アドベンチャー」の国内投入にも期待

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

トヨタGRスープラと日産GT-R、遂に最終章へ!? 現・音羽の不夜城で作った最後のベストカー4月10日号、堂々発売!!

トヨタGRスープラと日産GT-R、遂に最終章へ!? 現・音羽の不夜城で作った最後のベストカー4月10日号、堂々発売!!

国産旗艦スポーツカー2車種が最終章に突入! Z世代VS最新スポーツカー、ホンダ最新車分析などパワフルな企画目白押し! 現・音羽の不夜城で作り上げた最後のベストカー、4月10日号テイクオフ!