ミツオカ・バディを徹底試乗! 納期2年待ちは伊達じゃなかった!

■ガタピシといったボディが軋む音はなく、不安感はまったくなし!

運転席に座って運転していると、当然だが現代的なRAV4そのものの快適な走りをみせてくれる
運転席に座って運転していると、当然だが現代的なRAV4そのものの快適な走りをみせてくれる
エンジン音はとても静か。エンジンルーム内の組み付け精度が高く隙間もちょっぴり
エンジン音はとても静か。エンジンルーム内の組み付け精度が高く隙間もちょっぴり

 では、実際に走った感じはどうなのか。バディはトヨタRAV4をベースにしているが、メカに関してはRAV4そのままで、何も変更されていない。

 車両重量は、試乗した2LガソリンFFの「20ST」で、1560kg。同じ仕様のRAV4は1500kgだから、60kgだけ重くなっている。

 この60kgの大部分は、フロントとリアの加飾部の重量。つまりバディの走りは、RAV4より60kg重いRAV4ということになる。

メーカーオプションの225/70R16、BFオールテレーンタイヤ、6.5J×16サイズのディーンクロスカントリー製アルミホイール(シルバー)を装着
メーカーオプションの225/70R16、BFオールテレーンタイヤ、6.5J×16サイズのディーンクロスカントリー製アルミホイール(シルバー)を装着

 60kgといえば、おおむね大人一人分。大人一人余計に乗っただけだ。加えて今回の試乗車には、225/70R16サイズのオールテレーンタイヤが装着されていたので、走りに関してRAV4との違いは、その影響のみということになる。

 一般道を普通に走っている限り、RAV4との差をほとんど感じなかった。オールテレーンタイヤのゴツゴツ感は若干あるものの、まったく不快なものではない。

 このタイヤ、70扁平の16インチ。ノーマルのRAV4は17インチから19インチが標準だから、それよりもハイトがある。ヴィンテージ・アメリカンSUVが扁平タイヤを履いているはずもないので、正しい選択である。

 これが見た目的にも乗り心地的にも、いい影響を与えている。なお、このメーカーオプションを装着しない場合は、タイヤ&ホイールはRAV4そのものになる。

 試乗車は2LガソリンモデルのFF。1560kgの車両重量に対して、2Lではやや力不足にも思えるが、このエンジン、実に低速トルクがあり、一般道でのハーフスロットル走行なら十分トルクフル。ちょっと昔のアメ車の3L、V6クラスと遜色なく走ってくれる。

 一般道から高速道路に乗り入れて速度を上げると、走行安定性はまったく問題ないものの、重量増加とタイヤの変更の影響は、それなりに感じられる。

 60kgの重量増加のうち、かなりの部分がフロントに集中しているため、少し鼻先が重い感覚があり、ピッチングが若干大きい。オールテレーンタイヤも、路面のジョイントを乗り越えた時のショックが、ノーマルより少しだけ大きく出る。

 しかしまぁ、それらは厳密にRAV4と比べた場合の話であって、バディを買う人にとっては、何のマイナスでもないだろう。逆に少しフロントが重くてユサユサする感覚が、本物のアメ車に近いかもしれない。

 速度を上げてアクセル踏み込み量が大きくなると、171ps/21.1kgmのパワー/トルクがやや物足りなく感じるシーンもあるが、それはRAV4も同じ。バディの罪ではない。

 試乗したのはFFモデルだったので、オンロードでの走りは軽快かつ快適。さすがトヨタ品質、安心感は絶大だ。このトヨタ品質で、今では中古車でしか味わえないヴィンテージ・アメリカンテイストが楽しめることこそ、バディの魅力だ。

 これは本物のアメ車ファンが買うクルマではなく、「アメ車への憧れはあるが、燃費や故障のリスクなどを考えると買えない」という人が買うクルマ。それでいいのである。

 ちなみに、タイヤがオールテレーンであっても、FFでは本格的なオフロードはムリなので注意してください。それはアタリマエのことですね。

次ページは : ■モダンで使いやすいRAV4そのもののインテリア

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