大本命 日産ノートオーラNISMO 約300万円で今秋発売

NISMO仕様ならではの「特別なインテリア」

 インテリアも、NISMO色でコーディネートされている。インパネやセンターコンソールなどのフィニッシャーなども、ダークトーン&レッドアクセントが施されており、金属調レッドのスタータースイッチや、モードスイッチが非常にスポーティだ。レッドカーボン調フィニッシャーのセンターコンソールがカッコ良い。

NISMO専用のコーディネートがなされた、ダークトーン&レッドアクセントのインテリア。ステアリングホイールやシート、センターコンソール、ドア内張り、コンソールなど、加飾は多岐にわたる
NISMO専用のコーディネートがなされた、ダークトーン&レッドアクセントのインテリア。ステアリングホイールやシート、センターコンソール、ドア内張り、コンソールなど、加飾は多岐にわたる

 またノートオーラNISMO専用のステアリングホイールには、NISMOエンブレムが入ったステアリングフィニシャーが入る。オプションではNISMOレカロシートもあるが、ファブリックとPVCのコンビネーション専用シートが標準タイプとなる(ノートオーラと形状は同じ)。

 背もたれにはNISMOロゴが刺繍されており、レッドとグレーのツインステッチも非常にマッチしている。さらには、シートベルトも赤で統一されている。

専用ファブリックとPVCのコンビネーションシートが標準タイプとなる。NISMOロゴが刺繍されており、レッドとグレーのツインステッチが入っている。シートベルトも赤で統一されている
専用ファブリックとPVCのコンビネーションシートが標準タイプとなる。NISMOロゴが刺繍されており、レッドとグレーのツインステッチが入っている。シートベルトも赤で統一されている

 NISMO専用のメーターグラフィックや、赤いパワーメーターとNISMOロゴが、スポーツマインドを高揚させてくれる。メーター表示は、クラシックモード、エンハンスモード、それぞれにNISMO専用グラフィックが用意されている。こうした「特別感」は、NISMOオーナーにとっては大変魅力的に映るだろう。

金属調レッドのスタータースイッチとモードスイッチが非常にスポーティ。レッドカーボン調フィニッシャーのセンターコンソールもカッコ良い
金属調レッドのスタータースイッチとモードスイッチが非常にスポーティ。レッドカーボン調フィニッシャーのセンターコンソールもカッコ良い
NISMO専用のメーターグラフィック。赤いパワーメーターとNISMOロゴが、スポーツマインドを高揚させてくれる。クラシックモード、エンハンスモード、それぞれにNISMO専用グラフィックが用意されている
NISMO専用のメーターグラフィック。赤いパワーメーターとNISMOロゴが、スポーツマインドを高揚させてくれる。クラシックモード、エンハンスモード、それぞれにNISMO専用グラフィックが用意されている

匠の仕事を感じられる、超絶妙なチューニング

 ノートオーラとノートオーラNISMO、実は、搭載されているEM47モーター(最高出力136ps(100kW)、最大トルク300Nm)は同じものを使っている。異なるのは、NISMO専用チューニングによって、エンジン回転が頭打ちして加速感が鈍らないよう、制御が改良されている点だ。

 300Nmもある最大トルクによって、車重1270kgのノートオーラNISMOは、力強い加速をする。先代のノートe-POWERも、パンチのある加速をしていたが、それよりも遥かに力強い。NORMAL、ECO、NISMOの全モードとも、オーラを上回る加速フィーリングだが、なかでも、NISMOモードの加速の強さとアクセルレスポンスは、「ヒヤッ」とするほど速い。

ノートオーラに対してアイポイントが20mm低いので、非常にスポーティな動きに感じる。NISMOモードの加速フィールは非常に力強く、そして速い!!
ノートオーラに対してアイポイントが20mm低いので、非常にスポーティな動きに感じる。NISMOモードの加速フィールは非常に力強く、そして速い!!

 コーナリング性能も非常に高い。ガチガチにされているのではなく、ロール感は残し、しっかりとサスストロークをさせてコーナリングするフィーリングなので、安心感が高い。わざとギャップを踏んでも、跳ね上げられるような挙動はなく、フラットでダンピングが効いている、すっきりした挙動だ。

 これには、ミシュランのパイロットスポーツ4による効果が大きいようだが、タイヤのワイドリム化(6.5J→7.0J)、フロントストラット板厚アップ(t2.3→t2.6化)、バネ定数36%アップ、減衰力チューニング、20mmローダウンに伴うバンパーラバー調整など、シャシー改良も絶妙に効いている。

 リアのしっかり感が高いのは、リア車体補強やモノチューブ式リアショックを使った恩恵だろう。

コーナリング性能は、ガチガチにされているのではなく、ロール感は残し、しっかりとサスストロークをさせてコーナリングするフィーリングなので、安心感が高い
コーナリング性能は、ガチガチにされているのではなく、ロール感は残し、しっかりとサスストロークをさせてコーナリングするフィーリングなので、安心感が高い

 「ベースとしたノートオーラのバランスが非常に高く、先代のように車体対策をたくさんする必要がなかった。また、日産のトップドライバー(神山ドライバー:GT-Rの初期開発を担当。ニュル7000LAPの経験を誇る)がチューニング担当してくれたおかげで、絶妙なところに落とし込むことができた。まさに匠の仕事でした。」(チーフビークルエンジニアの長谷川聡氏)

 とにかく、NISMOモードの痛快な加速フィールと、超絶妙な足回りが非常に魅力的。「俊足のシティレーサー」というコンセプトにピッタリのモデルに仕上がっている。

最高出力136ps(100kW)、最大トルク300NmのEM47モーターは、専用チューニングによって、加速の伸びが続く特性となっている
最高出力136ps(100kW)、最大トルク300NmのEM47モーターは、専用チューニングによって、加速の伸びが続く特性となっている
NISMOエクステリアフルパッケージが施されたノートオーラNISMO。フードステッカーをはじめとして、バンパーサイド、サイドロア、フロントグリル、リアバンパー、ホイールなど、至るところにステッカーが追加されている
NISMOエクステリアフルパッケージが施されたノートオーラNISMO。フードステッカーをはじめとして、バンパーサイド、サイドロア、フロントグリル、リアバンパー、ホイールなど、至るところにステッカーが追加されている
コーナーの途中にある、荒れた路面を乗り越え、タイヤが多少バタついても、サスやタイヤのたわみで吸収し、キャビン側には揺れをさほど伝えてこない
コーナーの途中にある、荒れた路面を乗り越え、タイヤが多少バタついても、サスやタイヤのたわみで吸収し、キャビン側には揺れをさほど伝えてこない
専用レカロ製スポーツシートは前席2脚分で39万6000円。シートバックの形状が改良されており、より体にフィットするようなシルエットとなっている。効果は絶大だ
専用レカロ製スポーツシートは前席2脚分で39万6000円。シートバックの形状が改良されており、より体にフィットするようなシルエットとなっている。効果は絶大だ
NISMOインテリアパッケージ装着されると、目が覚めるようなレッドのセンターコンソールやウィンドウスイッチフィニッシャーとなる
NISMOインテリアパッケージ装着されると、目が覚めるようなレッドのセンターコンソールやウィンドウスイッチフィニッシャーとなる

次ページは : 車両価格は税込286万9900円~

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!